東京国立博物館、「銀河鉄道の夜」を野外で10/2・3

 10月2日と3日の二日間、野外上映イベント「博物館で野外シネマ」が東京国立博物館にて開催される。2014年の初開催に続く今回は、杉井ギサブロー監督作品『銀河鉄道の夜』を上映する。

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「博物館で野外シネマ」 (c)東京国立博物館
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  • 「博物館で野外シネマ」
  • 「銀河鉄道の夜」 (c) 朝日新聞社/テレビ朝日/KADOKAWA/アスミック・エース
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10月2日と3日の二日間、野外上映イベント「博物館で野外シネマ」が東京国立博物館にて開催される。2014年の初開催に続く今回は、杉井ギサブロー監督作品『銀河鉄道の夜』を上映する。
『銀河鉄道の夜』は宮沢賢治の原作を杉井ギサブローが監督となり映像化した。1985年の公開以来、多くのファンから愛されている。不朽の名作をいつもと違ったかたちで楽しめる機会となる。

「博物館で野外シネマ」は、2014年に第1回を実施した。昨年は東京国立博物館が本編に登場する細田守監督作品『時をかける少女』を上映し、二日間で8600人もの来場者を記録した。
第2回では『銀河鉄道の夜』を上映する。本作はますむらひろしさんのマンガを原案としており、登場人物たちが猫に置き換えられたビジュアルが大きな注目を集めた。脚本は別役実さん、音楽は細野晴臣さんといった豪華スタッフを起用。第40回毎日映画コンクール大藤信郎賞を受賞するなど高い評価を得ている。

来年2016年は宮沢賢治の生誕120周年の記念年でもある。宮沢賢治は東京国立博物館を愛していたことでも知られ、足繁く通ったことが手紙や短歌で残されている。彼の代表作である『銀河鉄道の夜』は「博物館で野外シネマ」に相応しいラインナップと言えるだろう。
第2回開催は前回よりもスクリーンを大きくし、より多くの来場者が作品を楽しめるようになった。料金は無料だが博物館の入館料(一般620円、大学生410円)が必要だ。雨天の場合は平成館大講堂での上映を予定している。

なお10月17日には関連企画として「宮沢賢治生誕120周年記念特別演奏会」が平成館ラウンジにて行われる。『銀河鉄道の夜』を観て作品世界に興味を持った人は、宮沢賢治にまつわる曲が演奏されるこちらも要注目である。
[高橋克則]

「博物館で野外シネマ」
日時: 2015年10月2日、3日 19:00~(1時間40分程度)
上映作品: 杉井ギサブロー監督「銀河鉄道の夜」
会場: 東京国立博物館本館前(人数制限無し)
※雨天時は平成館大講堂(先着380名)

「銀河鉄道の夜」を東京国立博物館で観る 10月2日・3日に野外上映開催

《高橋克則》

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