NPO産業観光学習館は3月20日、東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCASTとともに、世界遺産に登録されている富岡製糸場と高山社跡を巡る「天ぷらバスで行く!世界文化遺産 親子スタディツアー」を主催する。対象は小学生の親子となっており、募集人数は40名。参加費は大人7,000円、子ども4,000円となっている。 NPO産業観光学習館は、2014年に富岡製糸場と絹産業遺産群がユネスコ世界遺産に登録されたことから、「絹産業」の歴史と文化などを次世代の子どもたちだけでなく多くの人に知ってもらうことで地域の価値を高め、さらに産業観光の振興を図りながら地域の活性化を促進することを目的として設立された。 運営協力として参加する東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCASTは、科学の面白さや社会の中での役割などを、科学者だけでなく多くの人の間で伝え合う活動を行っており、サイエンスショーの上演や出張実験教室などを行っている。 ツアーでは、サンデンコミュニケーションプラザで東大CASTによる科学実験ショーが行われ、「蚕ふれあい教室」では蚕や絹について楽しく学べるイベントも用意。午後からは「養蚕の一総大本山」と呼ばれた民間の養蚕改良のための組合組織・高山社の訪問や解説者による富岡製糸場のガイドツアーが用意されている。 また、家庭で使用された廃食油を回収・リサイクルした燃料「BDF(バイオディーゼルフューエル)」100%で走る観光バス・通称天ぷらバスで移動する同ツアーでは、再生可能エネルギーもテーマにしたクイズや科学実験なども行われる。◆天ぷらバスで行く!世界文化遺産 親子スタディツアー日時:3月20日(日)8:00~18:40対象:小学生の親子募集人数:40名(最少催行人員30名)参加費:大人7,000円 子ども4,000円申込方法:電話またはWebより申し込む※子どもだけの参加は不可※子ども1名につき大人最大2名まで