明治大学経営学部は、カナダのヴィクトリア大学と協力し、日本の経営学士とカナダの商学士の2つの学位を5年間で取得する「デュアルディグリー・プログラム」を実施することを発表した。対象は2015年度以降の入学者。 デュアルディグリー・プログラムは、明治大学経営学部で2.5年間、カナダのヴィクトリア大学グスタフソン・ビジネス学部で2.5年間、計5年間で、日本の経営学士とカナダの商学士の、両方の学位（デュアルディグリー）を取得できるプログラム。これまでの学部間協定留学は留学期間が1学期または1年間だったが、それよりも長く海外の大学で学ぶことができる。 デュアルディグリーを取得するには、明治大学経営学部に入学して1年次～3年次春まで学び、ヴィクトリア大学グスタフソン・ビジネス学部への入学に必要な所定の単位を修得する。この間に明治大学経営学部で修得した単位は、一定の条件のもとヴィクトリア大学においても認定される。 3年次秋にヴィクトリア大学に入学、5年次まで学ぶ。ビジネス科目で専門知識を身につけながら、夏休みや一部の学期を利用して有償インターンシップ（Co-operative education）にも参加する。4年次以降には、明治大学経営学部を含めた、ヴィクトリア大学の協定校に交換留学もできる。 ヴィクトリア大学の卒業要件を満たすと、カナダの商学士（Bachelor of Commerce）の学位が授与される。ヴィクトリア大学で修得した単位は、一定の条件のもとで明治大学経営学部においても認定され、明治大学経営学部の卒業要件を満たすと、日本の経営学士の学位が授与される。 デュアルディグリー・プログラムの対象は、2015年度以降の明治大学経営学部入学者。応募者の資格審査を経て、2017年度からヴィクトリア大学への派遣を開始する予定。募集要項および提出書類については、2016年度春学期に明治大学Webサイトに掲載予定だという。
