大学生の就職内定率、6/15時点で65.8%…文理・地域別一覧公開

  リクルートキャリアの研究機関、就職みらい研究所の調査によると、6月15日時点での大学生の就職内定率は65.8%で、6月1日時点の就職内定率の51.3%と比べて、14.5ポイント高い結果だった。

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 リクルートキャリアの研究機関「就職みらい研究所」の調査によると、6月15日時点での大学生の就職内定率は65.8%で、6月1日時点の就職内定率の51.3%と比べて、14.5ポイント高くなったことがわかった。内定(内々定)取得社数の平均は1.42社。

 「2016年6月15日時点 就職内定状況(2017年卒)臨時版」は、リクルートキャリアの就職活動支援サイト「リクナビ2017」で募集し、モニター登録した2017年卒業予定の大学生と大学院生9,409人を対象に、6月16日から6月20日までインターネットで調査したもの。学生の内訳は大学生7,784人・大学院生1,625人。

 調査によると、6月15日時点での就職志望者のうち、大学生の就職内定率は65.8%で、6月1日時点より14.5ポイント高い結果となった。また、6月15日時点の大学生の内定(内々定)取得者のうち、6月1日から6月15日の間に内定を取得した割合は54.7%で、内定取得社数の平均は1.42社だった。内定先企業の業種は、「情報・サービス業」がもっとも多く40.4%、ついで「製造業」の29.1%だった。

 6月15日時点の就職内定率を文理別にみると、文系が62.8%・理系が72.5%で、6月1日時点の調査と比較すると、文系が14.8ポイント・理系が13.6ポイントそれぞれ高かった。6月15日時点の男女別の就職内定率は、男性が66.3%、女性が65.2%。地域別の就職内定率は、関東が65.1%、中部が68.4%、近畿が66.3%、その他地域計が64.4%だった。

 大学生の就職活動実施率についてみると、6月15日時点での就職活動実施率は57.5%で、6月1日時点の81.7%と比べて24.2ポイント低かった。なお、大学生の就職内定取得者の就職活動実施率は41.4%、大学生の就職内定未取得者の就職活動実施率は、88.6%だった。

 また、6月1日から15日に内定を取得した企業への入社意向についての調査では、「入社したい」「どちらかというと入社したい」など、入社したいと答えた学生は合計81.7%、「どちらかというと入社したくない」など、入社したくないと答えた学生は8.9%だった。

 就職みらい研究所Webサイトには、調査の詳細についてや、このほかの調査結果などについても掲載されている。
《塩田純子》

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