静岡大学は、静岡県で初となる超小型衛星STARS-Cを報道各社に公開するとともに、超小型衛星の愛称を公募すると発表した。衛星は静岡大学が宇宙航空研究開発機構(JAXA)に提案し、2014年9月に国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟からの放出衛星に選定されたもの。静岡大学工学部機械工学科の山極芳樹教授、能見公博教授の研究室が中心となってプロジェクトを進めている。今後、JAXAへ引渡しを経て2016年夏以降、打ち上げられる予定。衛星は1辺10cmの正方形の2つの衛星をテザーと呼ばれるケーブルで接続したもの。この衛星は将来の宇宙エレベーターなどに重要なテザー展開技術を宇宙で実証し、データを得ることが目的。愛称の公募は、応募作品の中から静岡大学が選考し、ロケット打ち上げ決定時期に公表する予定。