「子どもには、スポーツを人との繋がりや人間として成長するツールとして活用してほしい」 元プロテニスプレーヤーの杉山愛氏が自身の子どものスポーツ教育、そして今後について思いを語った。 「ケーブル・アワード2016 第9回ベストプロモーション大賞」では、オリンピック・イヤーである今年、アンバサダーに杉山愛氏を迎え、“スポーツ・健康”に関連した取り組みを特別賞として選出。徳島CATVネットワーク機構(グッドプラクティス部門)の「地域密着!ケーブルテレビ!!徳島高校総体 全部やる!」が受賞した。 編集部では、昨年第1子を出産し、東京五輪・パラリンピック大会のエンブレム審査にもあたった杉山愛氏にインタビューを実施した。 「私自身テニスクラブを経営しているので、地域のみなさんとの関わりが重要。イベントなどでケーブルテレビさんが取材に来てくださったりします。やはり地元の方が来てくださらないとなかなかコミュニティーの輪というのは広がらないと思いますし、私たちもテニスのみならずサッカーの教室であったり、他競技も含めたジュニアフェスティバルなど、地域密着型のスポーツ総合施設として企画しているので、そういったところも取材していただけるのでありがたいな、と思っています」と、ケーブルテレビとの関わりもあるようだ。■プロになるよりも、自分の子どもにはスポーツを成長するためのツールにしてほしい 杉山愛氏自身の子どもへのスポーツ教育についての意識も聞いた。 「スポーツを始めやすい環境ではあると思います。テニスにしても、主人はゴルフをやっているのでゴルフにしても。あと年1回行っている『スポーツジュニアフェスティバル』ではラグビーだったりランニングだったり、他の競技も集まってやる機会があるので、そこで何に興味を示すかな、というところですね。スポーツはいろいろなものを学ぶツールとしてもいい。プロになって活躍できるレベルというのは一握りだと思いますから、選手になってほしいという気持ちよりもスポーツを通して繋がりだったり人間として成長してほしいなと思います」。 今後の杉山氏の方向性としては、現在大学院でコーチングの勉強中、今年度の卒業を目指している。「2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、現場でも何かお手伝い出来たら良いなと思っています。選手の指導などが自分でも興味がありやりがいを感じる場でもあるので、来年度くらいから少しテニスの現場に戻ってやっていきたいな、という気持ちはあります」と意欲を見せた。