小学生から受験可能、資質・能力を評価するアセスメントテスト「LIPHARE」2017年3月リリース

 増進会出版社のグループ会社である基盤学力総合研究所は10月11日、これからの時代に必要な新しい学力「資質・能力」を測定・評価する基盤学力アセスメントテストシリーズ「LIPHARE」(リファール)を、2017年3月より提供すると発表した。

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 増進会出版社のグループ会社である基盤学力総合研究所は10月11日、これからの時代に必要な新しい学力「資質・能力」を測定・評価する基盤学力アセスメントテストシリーズ「LIPHARE」(リファール)を、2017年3月より提供すると発表した。小学生から社会人まで、時間や場所を選ばずに受験できる。

 「LIPHARE」は、日本の大きな教育改革期である今、「激しく・予測不可能で・誰も避けられない」変化が起こり続ける21世紀の社会を生き抜くために必要な学力「資質・能力」の養成を目的として開発された。この「資質・能力」を「基礎ツール」「問題解決力」「組織的行動能力」「自己実現力」の4領域と定義し、5種類のアセスメントで測定・評価するという。

 アセスメントは、2017年3月に「課題発見・解決能力テスト」「日本語運用能力テスト」「行動能力・興味関心セルフチェック」の3種類をリリース。これらは今までにない新しい観点から自分の学びを評価・測定でき、変化する入試や日々の学習に対応できる底力を養成するという。さらに2018年度には、「英語4技能CAN-DO」「数学的リテラシー・問題解決力テスト」の2種類をリリース。より多角的かつ実践的に「資質・能力」を測定・評価できるという。

 「LIPHARE」は、小・中学生という早期から測定・評価できるように設計されている。これは、2020年度以降の大学入試で重点がおかれる「資質・能力」を身につけるためには、早い段階で学習の中で積み重ね習得することが重要であるからだという。

 能力評価は、発達段階を3つに分け、単なるスコアやレベル・級認定ではなくそのスコアに到達すると何ができるようになるかを具体的にフィードバックする「CAN-DO」に基づいて行われる。評価基準は、英語については英語到達度「CEFR-J」に準拠し、英語以外については各専門の研究者の先生を監修者とする。

 アセスメントは1種類から受験可能。注力したい分野に応じて選択でき、複数のアセスメントを受験することでより多方面的に能力を評価できるという。さらに、コンピューターを利用して行う試験CBT(Computer Based Testing)のため、時間や場所を選ばず受験可能。コンテンツは年3回更新され、高頻度で学力のチェックを行い随時学習に生かすことができる。

 基盤学力総合研究所は、変わりゆく大学入試の対策として、アクティブ・ラーニングなどの新しい授業形態の効果測定として、また日々の学習のチェックや改善の判断材料としてなど、「LIPHARE」を幅広く活用してもらいたいとしている。
《荻田和子》

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