「ミュシャ展」が17年3月から国立美術館で開催

アール・ヌーヴォーを代表する芸術家のひとりであるアルフォンス・ミュシャの国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業「ミュシャ展」が、17年3月8日から6月5日まで東京・六本木の国立美術館 企画展示室2Eにて開催される。

趣味・娯楽 その他
「原故郷のスラヴ民族」1912年 油彩、テンペラ/カンヴァス 610×810cm
  • 「原故郷のスラヴ民族」1912年 油彩、テンペラ/カンヴァス 610×810cm
  • 「ジスモンダ」1895年 リトグラフ/紙 217.7×74.9cm 堺市
  • 四つの花「カーネーション」1897年 リトグラフ/紙 110×44cm 堺市
  • 四つの花「ユリ」1897年 リトグラフ/紙 109.5×44.7cm 堺市
  • 四つの花「バラ」1897年 リトグラフ/紙 109.8×44.8cm 堺市
  • 四つの花「アイリス」1897年 リトグラフ/紙 109.5×44cm 堺市
  • 「蛇のブレスレットと指輪」1899年 金、エナメル、オパール、ルビー、ダイヤモンド 27.5×68cm 堺市
  • 「スラヴの連帯」1910-11年 油彩/カンヴァス 120×120cm プラハ市立美術館
アール・ヌーヴォーを代表する芸術家のひとりであるアルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha)の国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業「ミュシャ展」が、17年3月8日から6月5日まで東京・六本木の国立新美術館 企画展示室2Eにて開催される。

アルフォンス・ミュシャは、オーストリア領モラヴィアに生まれ、パリで活躍した芸術家。34歳のときに手掛けた、女優のサラ・ベルナール主演の舞台「ジスモンダ」のポスターで一躍その名が知られ、以降は美しい女性像や流麗な植物文様など、華やかなで洗練されたポスターや装飾パネルなどで多くの人を魅了した。また、ミュシャは故郷チェコや自身のルーツであるスラヴ民族のアイデンティティをテーマにした作品も数多く描いており、晩年の17年間をかけて、その集大成として渾身の作品「スラヴ叙事詩」を制作した。

ミュシャの故郷であるチェコとの国交回復60周年を記念した同展では、そんな「スラヴ叙事詩」の全20点を、チェコ国外で初めて全てまとめて公開。最大でおよそ縦6メートル、横8メートルに及ぶ巨大なカンヴァスに描かれた作品群は、まるで演劇の名場面に引き込まれているよう。また、今回はパリで活躍したミュシャが「スラヴ叙事詩」を描くに至るまでの足跡を約100点の作品を通じて紹介。ミュシャの名前を一躍有名にした「ジスモンダ」のポスターやリトグラフ作品なども展示される予定だ。

なお、11月30日までは期間限定特別ペアチケットが2,300円で発売されている。

【イベント情報】
国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業「ミュシャ展」
会場:国立美術館 企画展示室2E
住所:東京都港区六本木7-22-2
会期:17年3月8日~6月5日
時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで、入場は閉場の30分前まで)
料金:一般1,600円(1,400円)、大学生1,200円(1,000円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料
※()内は前売・団体券
休館日:火曜日

「ミュシャ展」が17年3月、国立新美術館で開催。晩年の集大成「スラヴ叙事詩」もチェコ国外世界初公開

《HEW》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top