10年間の「JK」制服比較、懐かしのソックタッチや短めスカート

 着こなしは世相を反映しているといっても過言ではない制服について、2007年と2017年の女子高生の制服を比較した、SNS上のある1枚の絵が話題を呼んでいる。

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  • トンボが4月に発表した制服に関する調査より。 着用している(していた)制服の種類を親子で比較した
  • 制服に対するイメージ 画像引用:トンボ「学生服に関する意識調査」
  • 制服としてふさわしいもの 親子・子ども世代の回答トップ3 画像引用:トンボ「学生服に関する意識調査」
 「BEAMS SCHOOL(ビームス スクール)」や「O.C.S.D(オーシーエスディー)」など、オシャレな学生服ブランドが誕生している昨今。機能性だけでなく、洋服の著名ブランドやデザイナーが手がけた制服が人気だ。着こなしは世相を反映しているといっても過言ではないこの“制服”について、SNS上である1枚の絵が話題を呼んでいる。

 「愛知近隣の学校の女子制服を日々イラスト化」しているという、Twitterアカウント名「さといも屋」さんは6月6日、10年前にあたる2007年のJK(女子高生)と2017年のJKの制服を比較する1枚の絵を投稿。「もちろん個人差あるし制服の特徴とかは学校によっても全然違う」とのことだが、SNS上では「リアル」「懐かしすぎる」「わかりすぎて」など、共感の声が多くあがっている。




 2007年に女子高生だった世代は今年、26歳から28歳を迎える。いわゆる「アラサー」と称される女性からは、当時を懐かしむコメントや地元で流行っていた着こなしを共有するコメントも見られた。特に、当時はまだガラケー(フューチャーフォン)によるメールやインターネットが流行っていたころから、「魔法のiらんど」「前略プロフ」などに反応している投稿が多い。着こなしに着目すると、2007年の女子高生には、「ソックタッチ」や「スライド式ケータイ」「ユニクロのメンズカーデ」などが人気だったようだ。

 一方、現代の女子高生は、丈が長めのブレザーを着用し、スマホでInstagram(インスタ)、Twitter、LINE、そして写真アプリ「SNOW(スノー)」を利用しているという。流行りの髪型や眉の形、カバンの特徴も10年間でだいぶ、変遷したようだ。

 さといも屋さんの投稿は、6月7日午後5時20分時点で98,266リツイート、151,452「いいね」を獲得している。ネットユーザーらはさらに時をさかのぼり、1980年代の制服やルーズソックスの起源と終焉についておもいおもいにつぶやくなど、制服論議はますますの盛り上がりを見せている。

 なお、トンボが行った制服に関する調査「学生服に関する意識調査」の結果によると、昨今の制服はセーラー服が減少傾向にあり、親世代と子ども世代を比較すると、制服イメージは「清楚」から「かわいい」へ変化していることがわかっている。
《佐藤亜希》

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