1000万人が利用する絵本ためしよみサイト「絵本ナビ」の編集長・磯崎園子氏に「こどもの日」におすすめの「子どものパワーを感じる絵本、遊びゴコロを刺激する絵本」を5冊選んでいただいた。
磯崎氏のポイント解説とともに紹介する。
あかんぼっかん

「どどど どどどどどどど…」すごい音、すごい揺れ。「ぼっかーーーーん」小さな島の火山から生まれてきたのは、大きな大きな…あかちゃん!? 煙をはきあげ、大岩を投げつけ、したい放題、大あばれ!圧倒的なエネルギーでそこにあるもの全てを壊し、あっという間に非日常の世界へと変えていく。この愛らしい生き物「あかちゃん」のどこにそんなパワーが隠れているのでしょう。子どもたちは爽快感を、大人たちは頼もしさを感じながらこの絵本を味わうのかもしれませんね。
絵本ナビ「あかんぼっかん」
あかにんじゃ

忍者と言えば、もちろん目立たぬように黒づくめ…のはずが、この絵本に出てくる忍者は全身が真っ赤! その名も「あかにんじゃ」。お城に忍び込んだって、すごく目立つのです。変身が大得意なので呪文を唱えてどんどん色々なモノに変身していきます。カラスやチョウチョ、さらにおじさんまで。 ところがからだの色は変わらないので…!? 子どもたちが大好きな忍者の絵本、連休中は「ドロンドローン」と忍者になりきりながら遊んでくださいね。
絵本ナビ「あかにんじゃ」
かおノート 10周年限定カバー

おすすめしたいのは、思いっきり遊べる絵本。例えば『かおノート』。52種類の「かお」をベースに、付属の目・鼻・口などのパーツシールを貼ったり、描き加えたりして。子どもたちの自由な発想で、さまざま「かお」が出来上がる絵本です。連休中、お出かけのお供に持っていけば、きっと夢中に。大人にとってもありがたいシリーズなのです。そして、今年は発売から10周年ということで…金色カバーの限定版「かおノート」が発売中! これは欲しくなりますね。
絵本ナビ「かおノート」
かっぱのこいのぼり

子どもの日と言えば、「こいのぼり」。それはかっぱの町でも一緒のようで。 今日は特別な日、みんなどことなくウキウキしています。だって、「五月の あおぞらよりも、もっと もっと、こころの はれわたる日ですから」。大人も子どもも広場に向かい、一斉にごろりと寝ころびます。空を見上げると、そこに見えたのは…!? みんなで子どもの成長を祝うこの日を、かっぱも水の中でお祝いしているだなんて、なんだか幸せな気持ちになりますね。
絵本ナビ「かっぱのこいのぼり」

へいわとせんそう

「へいわ」と「せんそう」確かに違う、このふたつ。平和の方がいいに決まってる。だけど、「へいわのボク」と「せんそうのボク」ではなにが変わるんだろう。「せんそうのボク」になったら「へいわのボク」を取り戻せるのだろうか。子どもだって真剣に考えたいこの違い。だって自分のことだから。頭や感覚をフル活動させている間、大人はそっと見守っていてあげてくださいね。
絵本ナビ「へいわとせんそう」
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年に1度の「こどもの日」。いつも忙しい親の顔を少し休憩して、昔は子どもだったことを思い出し、わが子といっしょにとっておきの絵本を読む「幸せな時間」を作ってみてはいかがだろうか。大人になって初めて気づく発見が絵本のなかに隠れているかもしれない。
