【思考力の身に付け方】受験で差がつく…平面図形・空間図形のトレーニング(10)

 一般的な中学受験の算数入試では通常、図形の出題率が問題全体の3分の1程度を占める。本企画では、トレーニングのきっかけとして「算数ラボ図形 空間認識力のトレーニング」から、思考力と空間認識力を養う問題を紹介する。
 

教育・受験 小学生
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解答



 下の図のように、折り紙ABCDを1回折ったとき、E, F, G, H, I, Jと、角ウ、エを示します。


 三角形AGEについて、角Gが40度で、角Aが90度ですから、角Eの大きさは、
  180-(40+90)=50(度)
とわかります。
 すると、角ウの大きさは、
  180-50=130(度)

 角エの大きさは、
  180-130=50(度)
となります。同じように考えていくと、下の図のようになります。


 こいかげのついた四角形と、うすいかげのついた四角形は合同ですから、角オの大きさは、

  (180+40)÷2=110(度)
となります。
 折り紙を2回折ったとき、下の図のように、K, Lを示します。


 これより、角アの大きさは、
  180-(50+50)=80(度)

 角イの大きさは、
  180-(40+110)=30(度)
となります。

答え 角ア…80度、角イ…30度

算数ラボ図形 空間認識力のトレーニング 6級

発行所:iML国際算数・数学能力検定協会
<本書の特長>
物の位置、方向、大きさ、形など、空間における物の状態や関係性を考える「空間認識力」を伸ばす問題集です。
本書は、iML国際算数・数学能力検定協会が実施する「算数・数学思考力検定」のサポート教材です。
問題を解くための空間認識力の基礎を身につけるステージ1、思考力検定で出題されたステージ2、身についた空間認識力を応用するステージ3の構成で、すべての問題に、詳しい考え方を掲載しています。

《編集部》

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