自ら設定した学習計画に沿って主体的に学ぶゼロ高等学院の特長について、コミュニティーデザイナーの長尾郁実氏に聞いた。詳細な進学情報については、WebサイトやICTオンライン進学説明会で確認いただきたい。
ゼロ高等学院
--ゼロ高等学院の校風について教えてください。
ゼロ高は、オンラインを基本とした新しい教育システムを採用しています。決められた校舎、時間割、校則の中で、「決められた問題をいかに正確に回答するか」という旧来の工場型の学校は、生徒の可能性を伸ばせないと考えています。私たちはオンラインでありながら、生徒同士がつながるコミュニティをつくり、最先端の新しい学びの場をつくっています。
学習スタイル、学習スケジュールを自分で決め、自分が何に興味があるのか、ないのか、好きなのか、嫌いなのか、社会へ出ていくために必要不可欠な「なぜ」を探求する場所です。偏差値やテストの点数ではなく、生徒それぞれが、社会の中で実践的に問いを立てて行動することで、その生徒だけのストーリーがつくられます。点数よりもストーリー性を重視する新しい学び場、それがゼロ高です。ゼロ高でのイベントなどのすべてがPBL(※)に基づいています。
※ Project-Based Learning、問題解決型学習。
--コース編成とそれぞれの特長についてお話しください。
ゼロ高では、時間割と内容が固定化され、個別最適化ができない現代の教育システムは採用していません。その代わりに、毎月生徒同士で活動を発表する「ゼロイチ会」、社会人からキャリアを学ぶ「ゼロ高アカデミア」、3か月に1回ファウンダーである堀江貴文にプレゼンを行う「堀江会」などがあります。
また「HIU」というオンラインサロンにアクセスし、社会人の中で実践から学ぶ環境が用意されています。自分自身が住んでいる地域貢献を社会人を巻き込んで行ったり、イベントで著名人のアテンドをしたり、お店のイラストを書いてお金をもらったり、クラウドファンディングに挑戦したり、多岐に渡って自由に活動することができます。
入学時には自分が何をしたいか明確になっている生徒は、ほんの2割ほどです。自分の時間を自分で決められるという通信制高校ならではの特長を生かして、高校卒業資格を取得しながら好きなことに時間を使い、やりたいことをじっくり見つけることができます。また、生徒の学習や活動をサポートするコミュニティーデザイナーは、ティーチングよりもコーチングを重視しています。
コミュニティーデザイナーとの交流は、家族でも先生でもない社会人とコミュニケーションをとる貴重な機会でもあります。
--どのような生徒に入学してほしいとお考えですか。
これからの時代、提供者と受益者の境界線は薄くなっていくと言われています。受け身の学習ではなく、自身の感興から行動を起こせる主体性のある生徒に集まってもらいたいです。高校生活を自分事化できる生徒であれば、当校での3年間を存分に楽しめるはずです。
--ありがとうございました。
入試情報
学校案内パンフレット
学校概要
学校名
ゼロ高等学院
区分
共学校
所在地
広域通信制高校につき、通学不要
年1回、鹿島山北高等学校(神奈川県足柄上郡山北町中川921-87)にてスクーリング実施
おもな特色
広域通信制高校の鹿島山北高等学校と提携し、高校卒業資格の取得が可能
(教材による自宅学習、レポートの提出、年1回のスクーリングにより評価)
社会人サポーターによる学習・生活サポート
専門家・プロとの交流が可能
説明会
オンライン説明会(申込み制、Zoom使用)を実施