<社会>講評
(スクール21 提供)
定番な問題が多く、過去問をしっかり学習した受検生にとっては平易だったと思われます。
大問1.世界地理
例年並みの難易度でした。
問5の資料の読み取りは、例年に比べ細かい計算をしなくても判断できる問題でした。
問3は問題の文章をよく読んで、指示通りに書けるかどうかがポイントでした。
大問2.日本地理
例年通り平易な問題が多かったです。
出題形式も変わらなかったため、過去問をしっかり練習した受検生は高得点が期待できたでしょう。
問2は雨温図ではなく表で降水量が表されていましたが、落ち着いて表を読みとれば難しくはなかったと思います。
大問3.日本古代史~近世
出題形式は例年通り。問2は平成29年の問題とほぼ同内容の記述の問題でした。
問3では室町時代の世界の出来事を選ぶ問題で、やや難しかったかもしれませんが、これも過去問を学習した受検生にはおなじみの問題でした。
大問4.日本史近現代
難易度は例年通りでしたが、「池田勇人内閣の所得倍増」や「キューバ危機」など、やや細かな知識が必要な問題がありました。
大問5.公民
昨年に比べ範囲が狭くなった分、配点も25点から18点に変更されました。
全体として決して難しい内容ではなかったのですが、議院内閣制の仕組みを説明する記述問題などで、差がついたと思われます。
大問6.総合
例年通りの難易度でしたが、問2の原敬内閣の出来事を問う問題は、受検生にとってなじみが薄かったかもしれません。
また問3は定番の問題のように思われましたが、丁寧に2つの資料を読み取って答えないと正答できない問題でした。
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このレポートは令和3年2月26日(金)に速報としてスクール21により作成されたもの。
協力:スクール21