【高校受験2021】滋賀県公立高入試<理科>講評…総合的な力が求められる

 2021年3月9日(火)、2021年度(令和3年度)滋賀県公立高等学校入学者選抜が実施されたリセマムは、京進の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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【高校受験2021】滋賀県公立高入試<理科>講評
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 2021年3月9日(火)、2021年度(令和3年度)滋賀県公立高等学校入学者選抜が実施された。2021年3月5日に発表された全日制課程の出願者数は、学力検査定員6,004人に対し6,602人が志願し、確定志願倍率は1.10倍。学校別の志願倍率は、膳所1.63倍、石山(普通)1.31倍など。

 リセマムは、京進の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

滋賀県公立高入試<理科>講評
(京進 提供)



大問1 水溶液の性質、物質の溶け方(化学) 〔標準〕
大問2 遺伝の規則性(生物) 〔標準〕
大問3 天気と大気の動き(地学) 〔標準〕
大問4 電流と磁界、運動と力、仕事 (物理) 〔やや難〕

 大問構成は例年と変わらず各分野から1題ずつ。小問数は例年より少し減った。記述解答を求める問題が29点、語句解答、記号選択が各28点、数値解答が10点、作図が5点という構成で、例年40点以上ある記述解答の配点が少なくなった。記述問題では指定語句が与えられることが多く、与えられた用語を使いこなすためには、十分な知識、理解が必要である。大問4の斜面上の台車にはたらく力について説明する問題は、指定語の「重力」「分力」以外に「合力」にも言及する必要があり、難度が高かったといえる。各大問とも、実験とその結果から考察できることを答える設問が多く、思考力も問われている。作図や計算問題もあり、出題形式も多様で、理科の総合的な力が求められている。

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 このレポートは2021年3月9日(火)に、速報として京進により作成されたもの。

 京進は関西・愛知を中心に全国で学習塾、個別指導教室を展開している。最新の脳科学に基づくオリジナル学習法であるリーチングメソッドは、自ら学ぶ力を育む学習法として高い効果を上げている。

協力:京進
《編集部》

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