弘前大学は2021年4月26日、太宰治記念「津軽賞」の設立を公表。事業を記念して、2022年度に高校生対象の地域論文コンテストを実施する。募集は2022年7月1日から開始する。 小説家・太宰治は、弘前大学の前身の一つである旧制官立弘前高等学校で学び、故郷・家族・社会・芸術などに向けた豊かな感受性をもって作品を世に発表してきた。中期の佳品として名高い小説「津軽」（1944年）は、卓越した観察眼と深い洞察にもとづいて編まれており、地域の地誌、地域論として読むこともできる。弘前大学は、太宰治の事績を記念し、弘前大学太宰治記念「津軽賞」を設立した。 コンテストは高校生を対象に、自ら地域を探究することを通じて、本当に学びたいことに気づいてもらうことを目的に実施する。太宰治の事績を継ぐような、地域への視点・地域からの視点を盛り込んだ人物・自然・産業・教育・医療等に関するオリジナリティあふれる意欲的な小論文を求めている。 コンテストの部門は個人の部が1,200字以内、グループの部（3人まで）は2,000字以内。募集は2022年7月1日～9月30日。詳細は2022年1月ころ公表予定。◆弘前大学 太宰治記念「津軽賞」対象：高校生の個人または3人までのグループ部門：個人の部1,000文字以内、グループ部門2,000字以内応募期間：2022年7月1日（金）～9月30日（金）※詳細は2022年1月ころ公表予定
