【高校受験2022】大阪府公立高、調査書評定ルール等発表

 大阪府教育委員会は2021年7月15日、令和4年度(2022年度)大阪府公立高等学校入学者選抜の実施校や選抜方法、調査書評定の府内統一ルール、調査書の3年生の評定等について発表した。

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 大阪府教育委員会は2021年7月15日、令和4年度(2022年度)大阪府公立高等学校入学者選抜の実施校や選抜方法、調査書評定の府内統一ルール、調査書の3年生の評定等について発表した。

 2022年度大阪府公立高校一般入学者選抜(全日制の課程(調査書を要しない選抜を除く))では、「学力検査の成績」と「調査書の評定」を利用して算出した総合点により選抜を行う。総合点の高い者の順に募集人員の110%に相当する者を(I)群とし、その中で総合点の高い者から募集人員の90%に相当する者を合格とする。総合点の同点者がいるために、90%、110%にあたる者を確定できない場合は、その同点者も含めた人数までを募集人員の90%、110%に相当する者とする。

 (I)群の中で合格が決まっていない者を(II)群(ボーダーゾーン)と呼び、ボーダーゾーンの中からは、自己申告書、調査書の「活動/行動の記録」の記載内容がその高校のアドミッションポリシーに極めて合致する者を優先的に合格とする。これによる合格者を除き、改めて総合点の高い者から順に募集人員を満たすまで合格者を決定する。

 大阪府教育委員会は、5教科(国語、社会、数学、理科、英語)について、中学2年生の学年末の府内公立中学校の評定の状況により、中学3年生の「府全体の評定平均」を定める。4教科(音楽、美術、保健体育、技術・家庭)の評定は、中学2年生の学年末の府内公立中学校の評定の状況により、中学3年生の「府全体の4教科の評定平均」を定める。各中学校は、中学3年生の9月に実施するチャレンジテストの自校の結果と府全体の平均とを比べて算出した自校の「評定平均の範囲」を使って、適切な評価が行われているかを検証する。

 調査書の3年生の評定について、チャレンジテスト実施5教科(国語、社会、数学、理科、英語)の府全体の評定平均は「3.53」、4教科(音楽、美術、保健体育、技術・家庭)の府全体の評定平均は「3.58」となった。

 2022年度大阪府公立高校入学者選抜における一般入学者選抜(全日制の課程)は、2022年3月2日と3日、4日に出願を受け付け、3月9日に学力検査を実施。合格者発表は3月17日に行う。

 大阪府Webサイトではこの他、令和4年度大阪府公立高校入学者選抜の実施校や学力検査問題、配点等についての資料も掲載している。
《桑田あや》

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