山川出版社は、「あたらしいお金の教科書:ありがとうをはこぶお金、やさしさがめぐる社会」を2021年7月30日に刊行した。SDGsやエシカル等、時代に合ったお金の考え方や集め方、生かし方が書かれており、身近な例やイラストを通して学びを深められる。 「あたらしいお金の教科書:ありがとうをはこぶお金、やさしさがめぐる社会」の著者は新井和宏氏。仲間と共に鎌倉投信を創業し、投資信託「結い2021」の運用責任者として活躍。新井氏はその後、共感し資本社会の実現を目指して株式会社eumoを設立して現在に至る。著書は、同書の他に「投資は『きれいごと』で成功する」や「持続可能な資本主義」等。 2022年4月、高等学校の家庭科で「投資信託」を含む資産形成についての授業が開始された。また、成年年齢が18歳に引き下げられることが予定されている。このような時代の変化を受けて、今だからこそ知っておくべきお金の知識を、次代を作る子供たちやお金の教育を受けてこなかった大人等、老若男女を対象にした「あたらしいお金の教科書」が制作された。 この本では、「お金の本」と聞いて連想されやすい「稼ぐ!増やす!儲かる!」といった内容ではなく、SDGsやエシカル等、これからの時代に合ったお金の考え方や集め方、生かし方が掲載されている。正しい知識を身に付けることで、「強く優しい大人になってほしい」「変化の多い時代も自分らしく人生を楽しんでほしい」といった願いが込められている。 本の内容は、お金の成り立ちに始まり、「ベーシックインカム」や「クラウドファンディング」等の最近聞かれることの多い言葉の解説、金融リテラシー等について身近な例やイラストを通して学びを深められる。全編ふりがな対応のため、子供にお金の教育を勧めたい人や、投資や金融に興味のある人等におすすめ。◆あたらしいお金の教科書:ありがとうをはこぶお金、やさしさがめぐる社会著者:新井和宏発行:山川出版社価格:定価1,650円(税込)配本日:2021年7月30日(金)本の内容:はじめに:知ったかぶりの大人たち1:お金ってなんだろう2:お金にできること できないこと3:幸せなお金の集め方4:幸せなお金の活かし方5:お金の動きをつかむと何がみえる6:これからのお金を考えるおわりに:お金ってありがとうの循環