古代エジプトミイラの謎「デジタル解剖室へようこそ」再上演

 東京国立博物館、国立文化財機構文化財活用センターと凸版印刷は2022年4月1日より、古代エジプトのミイラ「パシェリエンプタハのミイラ」を鑑賞するVR作品「東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ」を再上演する。ニコニコチャンネル内でのVR作品映像の配信も行う。

教育イベント 小学生
古代エジプトミイラの謎「デジタル解剖室へようこそ」再上演
  • 古代エジプトミイラの謎「デジタル解剖室へようこそ」再上演
  • 古代エジプトミイラの謎「デジタル解剖室へようこそ」再上演
  • 古代エジプトミイラの謎「デジタル解剖室へようこそ」再上演
  • 古代エジプトミイラの謎「デジタル解剖室へようこそ」再上演
 東京国立博物館、国立文化財機構文化財活用センターと凸版印刷は2022年4月1日より7月24日まで、古代エジプトのミイラ「パシェリエンプタハのミイラ」を鑑賞するVR作品「東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ」を再上演する。同時に、ニコニコチャンネル内でVR作品映像の配信も行う。

 「パシェリエンプタハのミイラ」は、東京国立博物館が所蔵する1904年にエジプト考古庁から東京国立博物館に贈られた古代エジプトのミイラで、日本国内に2体しかない古代エジプトのミイラのうちの1体。棺全体が黒く覆われているため、大半が見えなくなっているが、古代エジプトの神々や象形文字(ヒエログリフ)が彩色で描かれていることがわかっている。

 VR作品「東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ」では、X線CTスキャナ等、さまざまな撮影データを統合した凸版印刷のVR技術によって、「パシェリエンプタハのミイラ」内部の精確な立体形状や、今では黒く覆われている棺表面の図像・文字・色彩を再現。それらのVR映像に加え、アニメーションによる古代エジプトの死生観やミイラの作り方の解説、ナビゲーターのライブ上演といった演出によって、子供にもわかりやすく、楽しみながら東博のミイラや、古代エジプト文明について学ぶことができる。また、作品に登場する「パシェリエンプタハのミイラ」の実物は、東京国立博物館で常設展示されており、展示鑑賞とシアター鑑賞を合わせることで、より理解の深い体験をすることができる。

 また、VR作品「東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ」は、ニコニコチャンネル内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアターチャンネル」にて映像配信も行われる。ニコニコチャンネル内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアターチャンネル」では、同VR作品映像の配信の他、棺に描かれた図像の解説記事等も公開を予定している。

 なお、2022年4月1日より東京国立博物館創立150年記念イヤーが始まるのに合わせ、TNM & TOPPAN ミュージアムシアターでは「トーハク150周年子どもウェルカムキャンペーン」を開催。同VR作品の上演期間中、小学生の鑑賞料金を無料とし、小学生以下の来場者には「ミイラのぬりえ」をプレゼントする(なくなり次第終了)。

◆VR作品「東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ」
場所:東京国立博物館東洋館地下1階 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター
期間:2022年4月1日(金)~7月24日(日)
時間:
【水・木・金】12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
【土・日・祝・休日】11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
※所要時間約35分、各回定員90名
料金:【高校生以上】600円【中学生】300円【小学生以下】無料
購入方法:チケットは当日券のみ。シアター前チケット売場にて購入する

◆VR作品「東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ」ニコニコチャンネル映像配信
配信期間:2022年4月1日(金)~7月26日(火)
視聴期間:購入から7日間
料金:300円(税込)※事前にニコニコポイント(1ポイント=1円相当)を購入する
配信プラットフォーム:ニコニコチャンネル内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアターチャンネル」
《木村 薫》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top