⽇本⼥⼦⼤学は2023年4月25日、「食科学部（仮称）」を2025年4月に開設予定と発表した。2023年4月の国際文化学部、2024年4月の建築デザイン学部（仮称、構想中）に続く、3年連続の新学部開設となる。
日本女子大学によると、「食科学部（仮称）」は1学部2学科とし、現在の「食物学科食物学専攻」を基とした 「食科学科（仮称）」と、「食物学科管理栄養士専攻」を基とした「栄養学科（仮称）」を立ち上げる準備を進めているという。母体となる家政学部食物学科は、1948年4月に同大学が新制大学に認可された際に創設された伝統ある学科で、これまでに5,800名を超える卒業生を送り出している。卒業生は、食品会社の研究職・開発職や管理栄養士・栄養士、家庭科教諭、栄養教諭、食品衛生監視員等として巣立ち、食に関わる様々な分野で活躍しているという。
この新学部構想を実現することで、食科（仮称）・家政・文・人間社会・理・国際文化・建築デザイン（仮称）の7学部16学科体制となり、女子総合大学として文理融合の教育環境をより発展させるとしている。
食科学科（仮称）では、「『食』で未来をつくる。」をコンセプトに、「生活者」の視点を重視して「食」を科学的に学び、食関連のさまざまな領域で活躍する専門家を育成する。食品のおいしさや機能を学問的に裏付けることにより、科学的視点をもつ高い資質を身に付けることを目標にするという。入学定員は38名。
栄養学科（仮称）では、「栄養ですべての人を幸せに。」をコンセプトに、さまざまなライフステージにおいて疾病・障害・貧困等により食の問題を抱える人たちから、健康増進・疾病予防やパフォーマンス向上を目指す人たちまで、日本国内にとどまらず世界中の人々を視野に入れ、栄養領域ですべての人のWell-Beingに貢献できる管理栄養士を養成するという。入学定員は50名。
なお、新学部・新設学科に関する内容は、すべて構想中の段階のため今後内容が変更される場合がある。
