『映画ドラえもん』シリーズの43作目が、『映画ドラえもん のび太の地球交響楽（シンフォニー）』のタイトルで2024年3月に公開されることが決定した。「もしも地球から“音楽”が消えてしまったら…？」という物語を描く。発表に伴いティザービジュアルがお披露目となり、監督を務める今井一暁よりコメントも到着した。
『映画ドラえもん』シリーズは、映画1作目が公開された1980年から数え、来年の最新作で43作目を迎える。2023年3月に公開された42作目の『映画ドラえもん のび太と空の理想郷（ユートピア）』は、7月2日時点での観客動員数が362万人、興行収入が43億円となる大ヒットを記録した。1作目の映画『ドラえもん のび太の恐竜』からの全42作品で、シリーズ累計動員数は1億3000万人を突破している。
日常に当たり前のように存在する“音楽”。しかし、もしも地球からその“音楽”が消えてしまったら。このたびタイトルが発表された『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』はそんな身近な“音楽”をテーマに、地球の危機を救うべくドラえもんたちが壮大な物語を繰り広げる。ドラえもんとのび太たちが素敵な仲間と出会い、“音楽”を通じて心を通わせ、新たなハーモニーを生む大冒険へと挑む。ワクワク、ドキドキがたくさん詰まった完全オリジナルストーリーとなる。
そんな本作を手掛ける監督は、『映画ドラえもん のび太の宝島』（2018年）でシリーズ史上最高興行収入となる53.7億円の大ヒットを打ち立て、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』（2020年）の演出も務めたヒットメーカーの今井一暁に決定した。脚本は、TVアニメ『ドラえもん』の脚本を数多く手掛ける内海照子が担当する。
あわせて公開されたティザービジュアルには、宇宙に浮かぶ青い地球を前に、燕尾服（えんびふく）を着て指揮をとるドラえもんと、リコーダーを吹くのび太の姿が映し出されている。新しい大冒険の幕開けを予感させるビジュアルに期待が高まるばかりだ。
『映画ドラえもん』シリーズの43作目となる『映画ドラえもん のび太の地球交響楽（シンフォニー）』は、2024年3月に公開される。今後のさらなる続報を楽しみに待ちたい。
＜以下、コメント全文掲載＞
【監督：今井一暁（いまい かずあき）】
前作「新恐竜」を作り終えたとき、世界は、新型コロナウイルスによるパンデミックにより、思ってもいなかった姿に変わっていました。直接触れ合い、交流するという人の本然が制限されたとき、より強いストレスを受けたのは子供たちでした。
ある日、家から出られない息子が、テレビを見ながら大声で歌っている姿を見て、強い感動を覚えました。
それは、コンサートを開くことができない中、リモートで各演奏者をつないで、一つの曲を演奏するという内容の番組でした。
音楽が持つ力に打たれると同時に、子供たちがドラえもんと共に音楽の世界を大冒険するというイメージが、私の頭の中で膨らみ始めた瞬間でした。
誰かの音楽を聴くのではなく、自分で楽器に触れ音を出すということが、皆で音を響かせ交じり合うことが、こんなにも楽しいということを、劇場に来た子供たちに体感してもらえたら……！
この「のび太の地球交響楽」というコンサートの演奏者は子供たち一人一人です。
開演まで、もう少しお待ちください！
作品概要
■公開時期：2024 年 3 月公開
■タイトル：『映画ドラえもん のび太の地球交響楽（シンフォニー）』
■原作：藤子・F・不二雄
■監督：今井一暁
■脚本：内海照子
■キャスト：ドラえもん：水田わさび のび太：大原めぐみ
しずか：かかずゆみ ジャイアン：木村昴 スネ夫：関智一
（C）藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024
