理化学研究所横浜キャンパスと横浜市立大学鶴見キャンパスは2023年10月21日、来場者に最先端の研究に親しんでもらう年に一度のイベント「一般公開」を開催する。子供から大人まで楽しめる44種類のプログラムを用意。入場無料。事前登録制で、定員になり次第締め切る。
理化学研究所・横浜市立大学の一般公開は、普段入ることのできない研究施設を一般の人々にも公開し、研究活動を紹介するイベント。現地開催は、2019年9月以来4年ぶり。「あした咲く花みつけよう」をキャッチフレーズに開催するという。
2023年は、体験型イベントとしてブロッコリー、みかん、エリンギなど、いろいろな野菜・果物からアルコールや台所用洗剤など身近な材料を使ったDNA抽出実験を開催する。また、人工イクラを作る体験では、昆布やもずく、わかめなどのねばりに含まれるアルギン酸ナトリウムが線維化する仕組みを学び、液体からゲルへの変化を楽しむ。
研究者による講演では、2017年にノーベル化学賞の受賞対象となったクライオ電子顕微鏡によって明らかになったタンパク質の形と機能の話について、研究成果も交えて紹介する。また、いきものの基本単位である細胞についての講演も行う。
研究施設見学では、遺伝子解析施設の次世代シーケンサーを見学しながら、生命医科学研究センターの研究内容を紹介。タンパク質の立体構造を決定するために使用する最新のX線回折装置も紹介する。そのほか、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめる44種類のプログラムを用意しているという。
入場は事前登録制で無料。先着順で、定員になり次第、締め切る。なお、事前申込となっている一部イベントは抽選で、締切りは10月1日。申込みは、Webサイトより行う。
◆理化学研究所・横浜市立大学 一般公開
日時：2023年10月21日（土）10:00～16:30（最終入場15:30）
会場：理化学研究所横浜キャンパス、横浜市立大学鶴見キャンパス
申込締切：事前申込イベント（抽選制）のみ10月1日
入場料：無料 ※事前登録制（定員になり次第締切）、一部のイベントは事前申込制（抽選）
申込方法：Webサイトより申し込む
