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【自由研究】ベストな洗剤で汚れを落とせ!(化学)

 子供に「あるある」な場面から理科への興味を引き出し、楽しく知識をつけられる高橋書店刊『マンガとクイズで楽しく学べる すごい理科』(辻󠄀義夫著)より、自由研究のテーマ選びにも役立つ「ベストな洗剤で汚れを落とせ!(化学:酸とアルカリ)」を紹介する。

教育・受験 小学生
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 夏休みの「自由研究」。今年は何を題材にしようかと、考えているご家庭も多いだろう。

 子供に「あるある」な場面から理科への興味を引き出し、楽しく知識をつけられる高橋書店刊『マンガとクイズで楽しく学べる すごい理科』(辻󠄀義夫著)は、学校の授業につながる学びからサバイバルの知識まで、理科ネタがたっぷり詰まっている。高橋書店の協力により、書籍の一部を紹介するので、自由研究の題材選びの参考にしてほしい。

ベストな洗剤で汚れを落とせ!(化学:酸とアルカリ)

どうしてそうなるの?

 酸性の水溶液(塩酸、硫酸、炭酸水、酢など)と、アルカリ性の水溶液(水酸化ナトリウム水溶液、石灰水、アンモニア水など)を混ぜると、お互いの性質を打ち消し合って中性の水溶液になる……ということを知っている人は多いのではないでしょうか。これを「中和」というんですね。

 家庭で使う洗剤も、この「中和」を利用しているものがたくさんあります。

 さて、マンガに出てきたお風呂の鏡は、どうして汚れが落ちていなかったのでしょう。鏡の汚れは、酸性とアルカリ性、どちらでしょうか? 

 答えは「酸性とアルカリ性、どちらの汚れもついている」です! お風呂の鏡の汚れは、次の2種類に分けることができます。

 ここまでわかれば、お風呂の鏡をピカピカにするのは簡単ですね。アルカリ性の洗剤だけでなく酸性の洗剤も使えば、汚れを落とすことができます。ただし、このときに注意しないといけないことがあります。それは、アルカリ性(塩素系)の洗剤と酸性の洗剤は、決して同時に使わないこと。アルカリ性と酸性の洗剤を混ぜると、有害な塩素ガスという気体が発生して、とても危険です。

私立中学の入試問題にチャレンジ!

 紙に塗ってからしばらくすると色が消える青色の「のり」があります。調べたところ、この「のり」には空気中の二酸化炭素が溶けることによって色が消える性質があることがわかりました。Aくんが、色の消えた 「のり」に石けん水をつけると、また「のり」の色が青色になりました。
 これらの現象と同じしくみで起きている現象を次のア~オから2つ選び、記号で答えなさい。

 

 ア ジャガイモの断面にヨウ素液をたらすと青紫色になった。
 イ 地面がぬれると土の色が濃くなったが、乾くと色がうすくなった。
 ウ 赤色リトマス紙にアンモニア水をつけると青色になった。
 エ 石灰水に二酸化炭素を吹きこむと黒くにごった。
 オ ムラサキキャベツの汁にレモン汁を入れると赤色になった。
(2020 年・駒場東邦中改題)

 

 →解答は次ページ


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《編集部》

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