アオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズ(以下「AIES」)は、運営するアオバジャパン・インターナショナルスクール(以下「A-JIS」)とムサシインターナショナルスクール・トウキョウ(以下「MIST」)の中等教育課程が集う共同キャンパスを東京都杉並区に開設し、2027年8月の開校を予定していると発表した。2026年9月25日開催のAIES取締役会において、新キャンパス開設を目的とした協定書の締結が決議された。
新キャンパスの名称は「アオバジャパン・インターナショナルスクール 杉並キャンパス(仮称)」。所在地は東京都杉並区で、延床面積約5,000㎡・地上4階建て・定員約500名の規模となる。専科教室(specialist learning spaces)、屋内スポーツ施設、屋外の休憩・交流スペースなどの施設を計画している。
利用校および学年は、A-JISがGrade 6~10(MYP)、MISTが中等部(Secondary)および高等部(Sixth Form)となる。
スケジュールは次のとおり。(1)2026年9月25日:AIES取締役会決議、定期建物賃貸借契約の締結に係る協定締結(2)2027年初旬(予定):定期建物賃貸借契約の締結(3)2027年2月1日(予定):賃借開始(内装・設備工事の着手)(4)2027年8月(予定):新キャンパス開設。
AIESが運営するインターナショナルスクール事業は、国際教育へのニーズの高まりを背景に需要が堅調に推移しており、既存キャンパスの在籍者数も増加を続けている。既存キャンパスの収容能力を超える需要を確実に取り込み、中長期的な成長基盤を確立するため、都内に新たなキャンパスを確保することとした。
なお、A-JISとMISTによる中等教育共同キャンパスの構想は、2026年5月に両校の保護者に対して検討状況を共有しており、今回のAIES取締役会決議により、キャンパス設計・教育プログラム・人員体制・移行計画の具体的な検討に進む段階となった。
現在、A-JISの中等教育課程は複数のキャンパス・プログラムに分かれている。Grade 6は初等教育プログラム(PYP)として光が丘キャンパスで実施、Grade 7~9はMYPとして光が丘キャンパスで実施、Grade 10はMYPとして文京キャンパスで実施している。
新キャンパスでは、Grade 6~10を5年間のMYPとして1つのキャンパスに集約する。カリキュラムの連続性、教員間の連携、指導・評価・生徒支援の一貫性を高め、生徒が中等教育期を通じて切れ目なく学べる環境を実現する。また、5年間を1つのプログラムとして過ごすことで、生徒のプログラムへの帰属意識と一体感を高めることにもつながるとしている。
MISTでは、試験や科目選択、大学進学に向けた準備が本格化する中等部および高等部(Sixth Form)の生徒に対し、中等・高等教育向けに設計された専用の学習環境を提供する。新キャンパスへの移転により、MISTは中等教育課程全体を拡充し、より多くの生徒を受け入れる。
A-JISとMISTは、それぞれのカリキュラムとアイデンティティを維持しながら、施設の共有や生徒同士の交流を通じて、単独校では実現しにくい幅広い学びの可能性と協働の機会を創出することを検討する。
新キャンパスの開設にともない、A-JIS光が丘キャンパスは幼稚部および初等部(PYP)の専用キャンパスとなる。これにより幼児・初等教育の生徒に、より広い空間を確保し、発達段階に応じた学習環境の整備を進める。MISTにおいても、中等教育課程の移転により現キャンパスに余裕が生まれることから、初等部の学習環境の拡充を図る予定だ。
グループ学園長のDr. Jake Madden氏は「今回の取り組みは、単に生徒が別の校舎に移るだけにとどまりません。5年間にわたる包括的なプログラムとしてのMYPを強化し、中等部の生徒たちの学習体験を向上させ、将来に向けてA-JIS全体の受入能力を拡大する絶好の機会です。6年生から10年生までを1つの校舎に集めることで、より一貫性のある中等教育の学習環境を構築してまいります。開校に向けては、学びの継続性、教育の質、生徒の心身の健康と幸せ、そして強固なコミュニティ意識を最優先に、キャンパス設計から移行計画まで進めてまいります」とコメント。
MIST校長のMr. Michael Dunleavy氏は「MISTにとって、これは新たな時代の幕開けです。杉並キャンパスは、中等部(Secondary)および高等部(Sixth Form)の生徒たちに、その志と可能性にふさわしい新たな学びの場を提供します。試験や履修科目の選択、大学進学への道筋が将来を形づくる大切なときに、より充実した環境で学ぶことができるようになります。世界各国の主要大学で認められているCambridge IGCSEおよびA Level資格を基盤に、中等・高等教育課程プログラムをさらに発展させ、より多くの生徒をMISTのコミュニティに迎え入れていきます。同時に、成長を続ける初等部(Primary School)にも、より充実した学びの環境を提供します。2つのスクールが、それぞれのアイデンティティを大切にしながら、ともに高い目標を掲げて歩んでいきます。2027年8月、杉並キャンパスの扉を開くことを、私たちは心から楽しみにしています」とコメントしている。
なお、キャンパス設計、教育プログラム、人員体制、生徒の移行計画、通学手段などの詳細は、確定次第、在校生保護者および関係者に順次案内するとしている。

