スタディポケット、山口県すべての公立中学校に生成AIを導入へ。153校での生徒・教員 約33,000人(特別支援学校中学部含む)

令和7年5月から導入開始。県教育委員会・19市町連携での全校導入は全国初。



スタディポケット株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:鶴田浩之)は、山口県教育委員会が主導する「生成AIを活用した家庭と学校の学びの好循環創出事業」のもと、県内全公立中学校(特別支援学校中学部含む)全生徒約33,000人と教職員を対象に、学校向け生成AIサービス「スタディポケット」を導入することが決定しましたので、お知らせいたします。令和7年5月より、全校導入のサービス稼働を開始いたします。

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153校での生徒・教員 約33,000人(特別支援学校中学部含む)で令和7年から導入開始。県教育委員会・19市町連携での全校導入は全国初。


本取組は県と19市町の連携のもとで実施され、都道府県単位での全公立中学校への生成AI導入としては全国初となる先進事例です。山口県教育委員会では、全ての生徒に学習機会を保障し、基礎的・基本的な学力の定着や思考力・判断力・表現力の伸長を図り、主体的に学習に取り組む態度を育成するため、令和6年度はモデル校7校(県内公立中学校)の第2・3学年に生成AI・学習アシスタントアプリを導入し、実証を行いました。

令和6年度における県内7校で実証事業を通じて、
・日々の授業の疑問や不安を解消、個別指導の実現
・学び直しへの活用、
・問題解決の方法や考え方の習得

これらで一定の効果が認められたことを受け、令和7年度から県の事業として予算化を行い、全校展開へと移行しました。 生徒の利用のみならず、指導上の観点から全教職員にもアカウントを配布し、学校全体での活用を目指すことになりました。

山口県教育委員会「令和6年度生成AIを活用した家庭と学校の学びの好循環創出事業モデル校実施報告書」から一部抜粋
■ 岩国市立岩国西中学校(p.2)
- 「生成AIが情報の検索ツールではなく、思考を深め、探究的な学びを支える対話相手として機能していることが分かってきた。」
- 不安視されていた生成AIが、実際の活用を通じて肯定的に受け止められ始めている。


■ 周南市立住吉中学校(p.4)
- 「スタディポケットを使用したことは学習の役に立ったか」という質問に対し、「とても役に立った」「どちらかといえば役に立った」と答えた生徒は87.9%。
- 「対話で理解を深めたい」「アイデアをくれるところが良い」といった、生徒の主体的な活用意識が育ってきている。
- 「生成AIを使うと、答えではなく考える材料をくれる。そこから考えるのが面白い」という生徒のコメントもあった。


■ 周南市立岐陽中学校(p.6)
- 「生成AIを活用することで、生徒が自ら疑問をもち、それを解決するために探求する力が育まれた。」
- 「学ぶことが楽しくなった」「自分のペースで学習できるようになった」という生徒の声が多く挙がった。
- 「保護者からも『家庭学習の質が上がった』『学習意欲が高まった』との声が寄せられた。」
- 「一人ひとりに合った学びができることで、生徒の自信や意欲が高まった。」


■ 山口市立二島中学校(p.8)
- 「生徒会役員選挙の立会演説会の原稿を生成AIを活用して作成するなど、自己表現に活用する姿が見られた。」
- 「生成AIが授業だけでなく、アンケート集計や行事の下書き作成など校務にも有効であることが実感された。」


■ 宇部市立黒石中学校(p.10)
- 「生成AIが自分の求める動きをしてくれるように、尋ね方を工夫する力が身についてきた。」
- 「英語の文法チェックや単語帳作成にも使った。」(生徒の感想)

■ 下関市立山の田中学校(p.12)
- 「生成AIで問題を作成・添削・復習できるようになり、個に応じた家庭学習の一助になった。」
- 「英作文アシストモードを通じて、やりとりの中で英作文の型が自然に身についてきた。」


■ 萩市立旭中学校(p.14)
- 「分からない問題に取り組むとき、関連する知識を復習しながら進められるので学びやすい。」(生徒の感想)
- 「生徒が生成AIとの対話を通じて自分の苦手や課題に気づくようになった。」
- 「視点を提示してくれることで、生徒にとって考えるべき道筋が見えやすくなった。」

保護者の声
- 「家庭学習の質が向上し、子どもが積極的に学習に取り組む姿を見て安心している。」「分からないところを自分で解決できるようになったことで、家庭での学習サポートがしやすくなった。」 (出典:「令和6年度生成AIを活用した家庭と学校の学びの好循環創出事業モデル校実施報告書」,山口県教育委員会,p.6, 岐陽中学校)

- 「学校を休んでいた間の学習内容を家庭で学び直す際に、先生がいなくても生成AIに聞いて考えていた。安心できた。」 (出典:同上,p.14, 旭中学校)

- 「(家庭で)生成AIを活用している姿を見て、学習への前向きな取り組みを感じた。」(出典:同上,p.8, 二島中学校)

- 「生成AIはこれからの時代には必要になるもの。家で使っている姿を見て、関心と安心が生まれた。」(出典:同上,p.10, 黒石中学校)

- 「タブレットの使い方が浸透しており、勉強も分かりやすく捗るようです」 「楽しいと思えば子どもは自分からどんどんやり出す」(出典:同上,p.12, 山の田中学校)


【参考リンク】出典元:生成AIを活用し、家庭と学校の学びの好循環を創出する ~求められる資質・能力の育成のために~(山口県教育委員会)
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/site/kyouiku/281454.html
実施報告書(PDFファイル):
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/206884.pdf


【 EDIX東京2025 での登壇について 】
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2025年4月23日(水)~25日(金)に開催される「EDIX東京2025」

2025年4月23日(水)~25日(金)に開催される「EDIX東京2025」において、今回の全県導入プロジェクトを推進されてきた、山口県教育庁 義務教育課指導班 主査 大川健志 氏に、スタディポケットブース内ミニセミナーエリアでご登壇いただく予定です。(登壇時間は 4月25日(金) 午後1時頃~2時前後頃を予定)。聞き手役として、当社代表取締役の鶴田 浩之が務めます。詳細なタイムテーブル等は、開催1週間前を目処に、当社の公式ウェブサイトにて公表いたします。

スタディポケットとは?
 スタディポケットは、文部科学省が定める「学校DX戦略アドバイザー事業」サポート事業者として、令和6年度以降、25自治体以上/200校以上の教育機関での生成AI導入を支援してまいりました。直接的な答えを教えない「スタディポケット for STUDENT」や、豊富な校務支援の生成AIテンプレートをプリセットした、「スタディポケット for TEACHER」を提供しています。

会社概要
【会社名】スタディポケット株式会社
【所在地】〒100-0011
東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント19F
【代表者】代表取締役 鶴田浩之
【設立】2019年7月
【資本金】8,999万円
【事業内容】
・生成AIを活用した教育ソフトウェアの開発事業
・校務DXに関する支援事業
・教育サービス事業
【認定/採択】
・文部科学省「学校DX戦略アドバイザー事業」サポート事業者 (生成AI分野)
・経済産業省「未来の教室」令和6年度教育イノベーター支援プログラム(EOL)採択企業
・ISMS国際規格「ISO/IEC 27001:2022」認証取得組織
【スタディポケット 公式サイト】
https://studypocket.ai
関連プレスリリース
- スタディポケット、経産省「探究・校務改革支援補助金2025」に採択、全国の学校で2026年3月末まで「無料」で導入可能に。
- スタディポケット、AIで教材プリントやスライド作成を支援する新機能「マジックプリント」を公開


プレスリリース提供:PR TIMES
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