東京都総務局は11月22日、10月分の「東京都区部消費者物価指数」を公表した。 それによると平成17年を100とした総合指数は99.7となり、前年同月比で19か月ぶりの上昇(0.3%)を記録。前月と比較した場合は0.5%増と、3か月連続でプラスとなった。 費目別に見ると、生鮮野菜や煙草の値上がりが「食料(前年比2.1%増)」と「諸雑費(前年比5.3%増)」に影響し、全体を押し上げる結果となっている。 一方、「教育費」は平成17年を100とした指数で96.5。前年同月比から6.6%のマイナスとなっているが、これは今春から公立高校の無償化によるところが大きい。教育費の内訳では、公立・私立高校の「授業料等」が、92.8(前年同月比10%減)と、家計の負担を軽減する一方で、「教科書・学習参考教材」は109.4(前年同月比0.4%増)、塾・予備校などの「補習教育」は106.4(前年同月比2.6%増)と、増加傾向にある。