東京都、法改正を受け公立小75学級でクラス替え

 東京都教育庁は5月2日、「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」の改正により、小学校第1学年の1学級当たりの児童数の標準が40人から35人に改正されたことにともなう都内の公立小学校の対応について発表した。

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小学校1年生の35人学級編制の実施に伴う東京都公立小学校の対応について
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 東京都教育庁は5月2日、「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」の改正により、小学校第1学年の1学級当たりの児童数の標準が40人から35人に改正されたことにともなう都内の公立小学校の対応について発表した。

 都では4月22日の改正後の同法律の公布・施行日同日に東京都教育委員会臨時会を開催し、「東京都学級編制基準」の改正を決定し、各区市町村に正式な通知を行った。学級編制の権限は法律上、区市町村の教育委員会にあるため、東京都教育委員会では、区市町村教育委員会からの協議を受け、学級編制基準に照らして同意を行うとしている。

 また、クラス替えは児童に対する影響が大きいと学校および区市町村教育委員会が判断する場合には、35人を超えて学級を編制することもできるとし、年度当初に編制した学級のままとすることも可能とした。

 都内の公立小学校では、改正前の40人基準における同意学級数3,003学級。35人基準で算定した学級数は3,189学級となり、186学級が算定増学級数となる。そのうち75学級についてはクラス替えを行い、残りの111学級についてはティームティーチングなどの対応を行うとしている。
《田崎 恭子》

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