愛知県、小中学生の「心の教育」を推進

 愛知県教育委員会は5月10日、県内の小中学校における「心の教育推進活動」について発表した。

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「心の教育推進活動」について
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 愛知県教育委員会は5月10日、県内の小中学校における「心の教育推進活動」について発表した。

 同県では昭和62年より、小中学生の心の教育の推進・充実を願い、県民全体で心を育てる教育に取り組む気運を高めることを目的とした「心の教育推進活動」を実施しており、平成元年からは、毎年5月と11月を「心の教育強調月間」として定め、地域ぐるみの活動を進めている。

 各市町村教育委員会の指導のもと、各小中学校を中心に児童生徒の道徳性や思いやりの心の育成を目的としたさまざまな活動が、家庭や地域と連携しながら行われるという。

 たとえば、5・6年生を中心に田植え作業を行い、10月の稲刈りで収穫した餅米を「親子餅つき会」で使用したり、卒業式に赤飯にして配布する活動や、全校児童で海岸のゴミ拾いをし、きれいになった海岸で潮干狩りをする活動などが行われるという。また地域の公民館や施設を訪問して高齢者との交流を行ったり、中学生が出身小学校に出向き、小学生と協力しながら周辺の清掃活動を行うといった活動も予定されている。

 県では、これらの活動は、各小学校、各中学校、中学校区単位、または市町村一斉等の規模で行い、同一の活動を継続・発展させながら、学校や地域の恒例行事としていくような工夫をするよう呼びかけている。
《田崎 恭子》

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