東京大学の全学学園祭「五月祭」が、5月28日と29日の2日間にわたり、本郷キャンパスにて開催される。 今年で84回目を迎える五月祭は、80年以上にわたり東大生の学術と文化の発表の場として、学生だけでなく一般にも親しまれてきたイベント。同大学の学園祭には、毎年11月に行われる駒場祭もあるが、本郷キャンパスの学部・学科に通う3・4年生も参加する五月祭は、研究展示が盛んなよりアカデミックな学園祭として位置付けられており、参加団体はおよそ400、昨年は約10万人の来場者を集めるなど、全国屈指の学園祭となっている。 工学部電気電子情報系(eeic)では、体験型展示「EEIC近未来体験」をはじめ、エコや人口知能などをテーマとした8つの企画を開催予定。また折紙サークル「Orist」や東大LEGO部による大型作品の展示なども予定されている。 さらに同大学の教員が、日頃の生活に密着する問題について解説する「身近な東大に、出会う夏」と題した公開講座や、原口一博氏(衆議院議員)や、文部科学副大臣・鈴木寛氏など各界の著名人を招聘した各種の講演会も開催予定。また今年は東日本大震災の発生にともなう諸問題を扱う震災関連企画も多数予定されているという。◆東京大学 第84回五月祭日時:5月28日(土)、29日(日)両日とも9:00〜18:00場所:東京大学本郷・弥生キャンパス