文部科学省は、「言語活動の充実に関する指導事例集(中学校版)」をホームページ上で公開している。 新しい学習指導要領では、生きる力をはぐくむことを目指し、基礎的・基本的な知識および技能を習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力等をはぐくむとともに、主体的に学習に取り組む態度を養うためには、言語活動を充実することとしている。 同事例集では、特に、思考力・判断力・表現力等を育む観点から、それぞれの教科等において言語活動を充実する際の基本的な考え方や言語の役割を踏まえた指導について解説するとともに、優れた指導事例(83事例)を収録したという。 ホームページでは事例集の第1章〜第3章の解説部分を閲覧可能なほか、具体的な指導事例として、国語、社会、数学、理科など教科ごとに、それぞれ2件から15件の事例をまとめ公開している。◆言語活動の充実に関する指導事例集(中学校版)目次第1章 言語活動の充実に関する基本的な考え方(1)学習指導要領における言語活動の充実(2)言語活動の充実に関する検討の経緯(3)各教科等における言語活動の充実の意義(4)思考力・判断力・表現力等の育成と言語活動(5)学習評価と「言語活動の充実」第2章 言語の役割を踏まえた言語活動の充実(1)知的活動(論理や思考)に関すること(2)コミュニケーションや感性・情緒に関すること第3章 言語活動を充実させる指導と事例(1)生徒の発達の段階に応じた指導の充実(2)教科等の特質を踏まえた指導の充実及び留意事項(3)指導事例 ・国語 ・社会 ・数学 ・理科 ・音楽 ・美術 ・保健体育 ・技術・家庭 ・外国語 ・道徳 ・総合的な学習の時間 ・特別活動