Twitterなどのソーシャルメディアでは本日10月3日、関東上空などの地震雲が話題となっている。よく耳にするこの地震雲とは、どういったものなのだろうか。 気象庁は、ホームページの「地震予知について」において、「地震雲はあるのですか?」に回答している。 それによると、「雲は大気の現象であり、地震は大地の現象で、両者はまったく別の現象」であると説明されている。また、「気流が地形の影響を受けることはあるが、地震の影響を受ける科学的なメカニズムは説明できていない」「地震雲がないと言いきるのは難しいが、仮に地震雲があるとしても、地震雲とはどのような雲で、地震とどのような関係であらわれるのかが科学的な説明がなされていない状態」としている。 引き続き地震への備えや警戒は必要だが、人々の不安をかき立てる地震雲は「現時点では、科学的な扱いはできていない」と結論づけられている。