オートバイ買取専門店「バイク王」を全国展開するアイケイコーポレーションの情報発信機関「バイク王 バイクライフ研究所」は、警視庁交通部交通総務課からの提供資料を基に、警視庁管内におけるオートバイ事故状況をまとめ、その結果を発表した。現在、都内には約120万台のオートバイ(原付含む)が登録。全交通死亡事故におけるオートバイの割合は、全国平均と比較して2倍弱となっている。また、保有台数に占める事故発生率は四輪車の3分の1だが、事故発生件数に占める死亡事故の割合は、四輪車の約5倍となっている。今回のオートバイ事故状況分析では、過去5年の事故件数は、2007年の1万9781件から減少傾向にあるものの、死亡事故は増減を繰り返しているとしている。時間帯別死亡事故発生件数については、過去3年間の推移を考察。死亡事故は4時から10時、18時から24時の時間帯が多く、通勤通学の交通手段として、オートバイを使用するユーザーの事故が多いものと分析している。また年代別では、全体のうち20代・30代・40代の占める事故件数・死亡者数は、それぞれ73%・70%と高く、中でも30代は165件に1件という高い割合で死亡事故が発生している。