幕張メッセを会場に、10日から12日まで行われている『ジャパン・キャンピングカーショー2012』。初出展であるキャンパー鹿児島は、『BOSS』を出品、「ビジネスカー」という新しいジャンルを提案した。トヨタの『ハイエース』をベースに作られた『BOSS』は、国内のメーカーと共同で開発したという大きな肘掛け椅子が中央部に配置されるなど、まさに執務室と呼ぶべき内装が特徴的である。担当者は「キャンピングカーではなく、家庭にある書斎をそのまま外に持ち出すことをコンセプトにしたビジネスカー」と明言する。もちろん、BOSSにはベッドをはじめ、1500ワットのインバーターや40リットルの冷蔵庫、シンクなど、通常のキャンピングカーとしての装備もある。しかし、遮音断熱が施された室内や13個のLED照明などによって生み出されるプレミアムな感覚は、これまでのキャンピングカーという枠組みでとらえることのできないものだろう。BOSSは乗車定員5名、就寝定員2名。価格は528万円から。