革新的アプローチを通じて教育の未来を拓くことを目的とする国際教育改革サミット（World Innovation Summit for Education、以下WISE）は、個人および団体を対象とする今年度の「WISE 教育改革賞」の推薦受付を開始すると発表した。 同賞は教育分野で世界的な貢献を果たした個人・団体に授与される世界初の賞で、科学、文学、平和活動、経済学の各分野における既存の主要国際賞に匹敵するものだという。 今年で2回目となる「WISE 教育改革賞」は、あらゆる教育分野を対象に、顕著で持続的な影響力を持ち、革新的かつ先見的なアプローチを示した成果に対し授与され、受賞者には賞金50万米ドルと金メダルが授与される。 今回の推薦受付を開始するにあたり、WISE会長であるアブドゥッラー・ビン・アリ・アール・サーニ博士は「学術研究における優れた貢献から、現場での教育を通じ多くの人に影響を及ぼした人まで、世界的に影響を与えているあらゆる教育活動の推薦を期待しています。受賞者の理想像は、逆境の中で教育への希望の光を示した人や、今まで注目されず、誰もが気づかなかった才能を発掘し育成した人などです」とコメントしている。 WISEは、大学、学校、教員団体、研究施設、国際機関、政府、民間企業、マスメディアなど、教育に対して明確なコミットメントを示すことができる個人および団体の推薦を歓迎するという。 高度な知識人で構成された選考委員会が一次選考として世界中から寄せられた応募を審査し、最終的には一流の専門家で構成された国際審査員によって選定される。受賞者は11月13日から15日にかけてカタールのドーハで開催される第4回WISEサミットで発表される。推薦の締め切りは3月31日で、選考のプロセスは極秘に扱われるという。 賞への候補者の推薦、WISEおよびWISE教育改革賞に関する詳細は公式ホームページ（英語）にて案内している。
