GREE、利用金額制限など未成年ユーザー保護施策を発表

 グリーは16日、SNS「GREE」について、未成年ユーザー関連の施策を発表した。利用金額を制限するほか、アイテム購入時における注意表示の強化、利用状況通知サービスの提供、および、コンテンツチェック体制の強化などの各施策を導入する。

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未成年ユーザーへの注意喚起文
  • 未成年ユーザーへの注意喚起文
  • スマートフォン版「GREE」トップ画面
 グリーは16日、SNS「GREE」について、未成年ユーザー関連の施策を発表した。利用金額を制限するほか、アイテム購入時における注意表示の強化、利用状況通知サービスの提供、および、コンテンツチェック体制の強化などの各施策を導入する。

 グリーでは、従来から一般ユーザーの課金サービスの利用に関しては、通信キャリアが設定している利用金額の制限とは別に、通信キャリアによる決済につき「GREE」独自の利用金額の制限を実施してきた。今回4月1日より、15歳以下のユーザーについては「月間5,000円まで」、16~19歳のユーザーについては「月間10,000円まで」の制限を設ける。

 また未成年ユーザーがゲーム内の各アイテムを購入する際に、有料であることなどを強調して表示することにより、特に注意喚起を行う措置を、今後実施する。「GREE Platform」にゲームを提供しているデベロッパーに対しても、同様の施策の実施を依頼するとのこと。

 そのほか、未成年・成年を問わず、希望するユーザーに対して、コインの購入が毎月一定の金額に達した時点で、メール等にて利用状況を通知するサービスの提供を予定している。また「利用環境向上委員会」による検討等を踏まえて、コンテンツチェック体制を強化する。

 さらに、利用規約により禁止されている「リアル・マネー・トレード(RMT)」関連行為について、「GREE」内外における発生状況のチェックや違反ユーザーのアカウント停止などの対応を強化する。ユーザーへの啓発、注意喚起に関する特設ページおよび専用窓口も開設する。「リアル・マネー・トレード(RMT)」とは、GREEゲーム内のアイテムやカード、サービス利用権などを、現金などで売買することをいうが、グリーでは宣伝・告知・勧誘も含めて対処する予定だ。

グリー、未成年ユーザーを保護する施策を導入……RMT対策も導入へ

《冨岡晶@RBB TODAY》

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