「自然と共生する未来」東北から世界へ子ども共同宣言

 環境省は5月7日、6月にブラジルのリオデジャネイロで開催される国際会議「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」に関連した事前プログラムとして、5月12日・13日に宮城県で開催される「自然と共生する未来へ向けた世界子ども会議 in 東北」について発表した。

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「自然と共生する未来へ向けた世界子ども会議 in 東北」 〜 リオ+20ジャパンパビリオン事前プログラム 〜 の開催について
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  • 公益財団法人オイスカ
 環境省は5月7日、6月にブラジルのリオデジャネイロで開催される国際会議「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」に関連した事前プログラムとして、5月12日・13日に宮城県で開催される「自然と共生する未来へ向けた世界子ども会議 in 東北」について発表した。

 「リオ+20」は、環境と開発を議論する初の国際会議「国連環境開発会議」が1992年にリオデジャネイロで開催されて以来20年、さらに重要性を増した世界の持続可能な開発の在り方と、その実現のための方法について話し合うための国際会議。各国の代表や国際機関、業界団体、NGOなどが集結し国連史上最大の規模で、6月13日から22日の日程で行われる。

 リオ+20では、6月20日から22日までの本会議に先立ち、関連する国際会議が多数開催される。6月18日にはジャパンパビリオンにおいて、国連生物多様性の10年日本委員会ら4団体が、「生物多様性と震災復興」をテーマとするイベント「KIZUNA MESSAGE for Biodiversity」(仮称)を共同開催する予定。同イベントでは、東北の子どもたちから世界に向けてThank youメッセージを発信するとともに、子どもたちが国境を越えて世界の協力しあい、持続可能な社会を築いていくため共同宣言を行うという。

 この事前プログラムとなる「自然と共生する未来へ向けた世界子ども会議 in 東北」には、東北エリアで環境活動を行うイオンチアーズクラブの子どもたちと、インドやタイ、フィジーなどアジア5カ国から参加する子どもたちの約30名が参加。被災地や復興の取組現場を訪問した後、自然と共生できる「ふるさとづくり」について意見交換をしながら、リオ+20に向けた「子ども共同宣言」をつくっていくという。

 また、植樹を通じて生物多様性について考える機会を提供する「グリーンウェイブ2012」の一環として、国内外の子どもたちの合同記念植樹なども行われるという。

◆自然と共生する未来へ向けた世界子供会議 in 東北
日時:5月12日(土)〜13日(日)
場所:宮城県
参加予定者:
・イオンチアーズクラブ(東北エリア)で環境活動を行っている子ども23名
・オイスカ「子供の森」計画で世界各地で植林活動等を行っている海外の子ども10名(2名×5ヶ国:インド、タイ、フィジー、フィリピン、インドネシア)
プログラム内容
 (1)オリエンテーション
 (2)オイスカ「海岸林再生プロジェクト」の視察(名取市)
 (3)国内外の子どもたちの協働によるグリーンウェイブ植林
 (4)各国の環境保全活動や地域づくりの取組について、子どもたちによるプレゼンテーション
 (5)「イオンの森」の視察(宮城郡利府町)
 (6)自然と共生する未来への約束(共同宣言)へ向けた世界子ども会議
主催:イオン株式会社、公益財団法人オイスカ
協力:環境省、国連生物多様の10年日本委員会、経団連自然保護協議会
《田崎 恭子》

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