東京大学は5月22日、秋季入学を検討するため「入学時期等の教育基本問題に関する検討会議」の設置について発表した。 同会議は、「『世界的視野をもった市民的エリート』の育成に向けて、秋季入学の構想を視野に入れつつ教育の基本問題について検討する」ことを目的に、東京大学の役員会の下に設置されるもの。昨年4月から今年3月にかけ行われた「入学時期の在り方に関する懇談会」の活動を引き継ぐ新たな検討組織として機能していくという。 検討会議では、今年3月29日付けで提出された「入学時期の在り方に関する懇談会」報告および、4月10日付けの総長文書「改めて、総合的な教育改革の推進に向けて―学部教育について―」をふまえ、秋季入学によるさまざまな課題や、関連する教育改革の問題を審議し、役員会に提言を行っていくという。