劇団四季、夏休みにファミリーミュージカル「桃次郎の冒険」上演

 劇団四季は、夏季のファミリーミュージカル企画「桃次郎の冒険」を8月4日に開幕する。当初は、「王子とこじき」の上演を予定していたが演目の変更となったという。

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劇団四季、夏休みにファミリーミュージカル「桃次郎の冒険」上演
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 劇団四季は、夏季のファミリーミュージカル企画「桃次郎の冒険」を8月4日に開幕する。当初は、「王子とこじき」の上演を予定していたが演目が変更され、チケットの一般発売日も7月1日に変更になった。

 劇団四季のファミリーミュージカルは、小学生を対象にしたチャリティ公演「ニッセイ名作劇場」とともに1964年に始まった。約50年になる歴史を通して、「愛と勇気」「友情と連帯」「生命の尊重」の3つのテーマのもと作品を作っており、子どもたちの情操教育にも有用だという。

 今回上演が決定した「桃次郎の冒険」は、子どもにも馴染み深い「桃太郎」を題材にした作品で、紙芝居の中に迷い込んだ現代の少年が、鬼たちとの交流を通じて「人を思いやることの大切さ」「信じることの大切さ」を学んでいくという内容。ストーリーは、紙芝居「桃太郎」の世界に迷い込んだ少年が桃太郎の弟、桃次郎になるところから始まる。昔話どおりの展開かと思いきや、おじいさんとおばあさんは欲張り、仲間になるはずの犬、猿、キジには身ぐるみすべてをはがされと、桃太郎とは少し内容が違うことに気付いていく。

 困っていた桃次郎を助けたのが鬼の娘「スモモ」。2人は一緒に暮らし始め、鬼の村の住民と仲良しになるが、ある日桃次郎が本当は鬼ではなく人間であることに気付かれてしまう。鬼の村からは裏切りものと罵られる桃次郎をかばったのもスモモで、鬼の村の住民に優しい心と大切さを説いてまわり、みんなの心がひとつになっていく内容となっている。ミュージカルを通して、「鬼は本当に悪なのか」「家来たちは本当に忠実な味方なのか」を問い、改めて「本当に大切なものとは何か」というメッセージを届けたいという。

 夏休みは、学校ではできない体験や、教室とは異なった場での学びに挑戦できる機会だ。劇場に足を運び、ミュージカルを通してさまざまなことを感じることも新たな発見につながるだろう。

◆桃次郎の冒険
公演日程:8月4日(土)〜9月2日(日)
会場:自由劇場(港区海岸1-10-53)
一般発売:7月1日(日)、四季の会先行予約 6月23日(日)
予約・購入方法:Webサイトにて案内されている
《湯浅大資》

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