世界初の家庭向け電卓「カシオミニ」、ミニチュア復刻版プレゼント

 カシオ計算機は2日、世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」が発売40周年を迎えると発表。「カシオミニ」のミニチュア復刻版を製作し、3日からプレゼントキャンペーンを実施する。

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「カシオミニ」(左)とミニチュア復刻版(右)
  • 「カシオミニ」(左)とミニチュア復刻版(右)
  • 「カシオミニ」発売40周年特設サイト
  • カラー液晶ディスプレイを搭載した「fx-CG20」(2012年発売)
  • 2画面搭載の「JV-220W」(2011年発売)
 カシオ計算機は2日、世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」が発売40周年を迎えると発表。「カシオミニ」のミニチュア復刻版を製作し、3日からプレゼントキャンペーンを実施する。

 「カシオミニ」は、世界初のパーソナル電卓として1972年8月3日に誕生した。それまでの電卓は、50社以上の電卓メーカーが高機能・高性能化とともに小型化などを競い合い、最普及価格帯も40,000円台にまで低価格化が進んだが、あくまで仕事で使うための業務用機器として利用されていた。

 しかし、「カシオミニ」は家庭で気軽に使えるモデルとして開発された。業務用モデルの設計や仕様、材料を見直すことで、本体サイズは当時の主流モデルの4分の1以下、価格は3分の1程度。手のひらサイズで12,800円というパーソナル電卓として製品化された。

 「カシオミニ」の発売を契機に電卓は業務用だけでなく一般家庭向けにも市場を大きく拡大。よりいっそうの小型・薄型化や多機能化が進んだが、一方ではLSIの大規模な需要へとつながり、半導体産業やエレクトロニクス産業の発展にも寄与した。こうした功績から「カシオミニ」は、国立科学博物館より「重要科学技術史資料」に登録されている。

 なお、同社では「カシオミニ」発売40周年を記念し、「カシオミニ」ミニチュア復刻版を製品化。「カシオミニ発売40周年記念 ミニチュア復刻版 プレゼントキャンペーン」を実施する。応募方法は、店頭に設置されている応募ハガキもしくは「カシオミニ」発売40周年特設サイトよりダウンロードした応募ハガキでの応募。期間は8月3日~12月31日(当日消印有効)。

 ハガキに必要事項を記入し、カシオ電卓全機種のパッケージにあるバーコード1点と50円切手を貼り、期間内に投函。抽選で400名に当選する。

 「カシオミニ」ミニチュア復刻版の仕様は、液晶表示が置数8桁、加減乗除計算で、バッテリはアルカリボタン電池、電池寿命の目安が1日1時間の使用で約3年、本体サイズが幅73×高さ21×奥行き38.5mm、重さが約26g

カシオ、世界初の家庭向け電卓「カシオミニ」発売40周年……ミニチュア復刻版をプレゼント

《加藤@RBB TODAY》

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