子どもがいる人の節約理由「子どもの教育費のため」が48%

 オリックス生命保険は8月7日、節約生活に関する実態調査結果を公表した。子どもがいる人の節約したくないもののトップは、「教育費」35.8%だった。また、節約の理由は、「子どものために教育費をとっておきたいから」が48.4%で5割弱に達した。

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 オリックス生命保険は8月7日、節約生活に関する実態調査結果を公表した。子どもがいる人の節約したくないもののトップは、「教育費」35.8%だった。また、節約の理由は、「子どものために教育費をとっておきたいから」が48.4%で5割弱に達した。

 同調査は、7月13日~7月17日に20歳~49歳の男女1,000人にインターネットによるアンケートを行った。

 給料上昇の見込みや世帯年収上昇の見込みについて、「個人年収は上昇の見込がない」と感じているのは有職者804名では57.5%となり、「世帯年収は上昇の見込がない」と感じているのは全体で51.9%と、有職者の6割近くが給料上昇の見込みを感じておらず、全体の半数以上が世帯年収上昇の見込みを感じていないという。

 また、給料上昇の見込みについて、有職者の性年代別に見ていくと、給料上昇の見込みを感じていないのは、男性有職者では、40代が6割強(62.5%)で、20代(40.8%)、30代(46.5%)よりも高く、女性有職者では、20代が7割(70.5%)で30代(59.4%)、40代(66.4%)よりも高くなった。すべての年代において女性のほうが男性よりも給料上昇の見込みを感じていないことがわかった。

 日頃、出費を抑えるために節約しているものについて、もっとも多いのは「電気代」(59.2%)、次いで「外食費」(53.8%)だった。

 節約したくないものについて、「レジャー・娯楽費」(31.2%)、「食品・飲料(お酒を除く)費」(25.6%)、「交際費」(24.0%)の順に多かった。子どもがいる386名について見ると、「教育費」(35.8%)がもっとも多かった。

 節約している理由について、子どもがいる376名についてみると、「子どものために教育費をとっておきたいから」が48.4%で5割弱に達した。

 給料上昇や世帯年収の上昇が見込めなくても、子どものための教育費は確保しておきたいという事情がうかがえる結果となった。
《工藤めぐみ》

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