文科省、3.11以後の社会を考える「サイエンスカフェ」開催

 文部科学省は、9月28日に旧庁舎1階の情報ひろばラウンジで行われる2012年度第3回サイエンスカフェの参加者を募集する。テーマは「サイエンスとの<対話>は可能か?-3.11以後の社会を考える」。参加は無料。

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情報ひろばラウンジ
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 文部科学省は、9月28日に旧庁舎1階の情報ひろばラウンジで行われる2012年度第3回サイエンスカフェの参加者を募集する。テーマは「サイエンスとの<対話>は可能か?-3.11以後の社会を考える」。参加は無料。

 昨年の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故以後、広い意味での科学・技術であるサイエンスとの関わりの意識が高まってきた。しかし、放射能に対する不安や、食の安全、医薬に関する情報、これからのエネルギー問題など、疑問に思ったことに適切な回答を得ることは難しく、それには、適切な情報をほしいときに提供してくれる専門家の存在が身近ではないことも、関係しているという。

 今回は、私たちが普段の生活でサイエンスをうまく活用していくにはどうすればいいのか、あるいはどういう社会であればいいのかなどについて、つくば市を中心に哲学カフェを開催している、筑波大学人文社会系准教授の五十嵐沙千子氏を講師に迎えて、フランクに話し合う。ファシリテーター(進行・調整役)として日本学術会議連携会員、筑波大学広報室教授・サイエンスコミュニケーターの渡辺政隆氏が参加する。

 サイエンスカフェは、もともとパリのカフェで行われていた哲学カフェを参考に始まったもの。今回は原点に戻り、参加者全員が普通の生活者の立場でサイエンスとの関係を考えたいとするため、多様なバックグランドの参加者を募集している。

◆2012年度第3回サイエンスカフェ
テーマ:「サイエンスとの<対話>は可能か?-3.11以後の社会を考える」
日時:2012年9月28日(金)19時00分~20時30分
会場:文部科学省情報ひろばラウンジ(旧庁舎1階)(東京都千代田区霞が関3-2-2)
応募人数:30人
締切:定員になり次第締切
参加費:無料
申込方法:Eメールで事前申込み(1人1通)
《勝田綾》

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