豊田章男社長は、東京で開いた記者発表会でピンクの『クラウンアスリート』を披露し、「ちょっと時間がかかるかもしれないが、必ず街を走るようにします」と、このカラーの市販化を約束した。トヨタは昨年から企業広告キャンペーンとして「Re BORN」(生まれ変わり)を展開している。東日本大震災や厳しい経営環境に直面するなかで、トヨタが生まれ変わるような挑戦を続けようという想いを込めている。これまでは、企業メッセージとして展開してきたが、新型クラウンは「商品として初めてこのキャンぺーンに連動させる」(豊田社長)こととなった。ピンクのアスリートはテレビCFにも使われており、新型クラウンの発表直前になって市販が決定されたという。豊田社長は「このような発表直前での意思決定は、これまでの当社では余りなかったこと。トヨタのRe BORNの象徴にもしたい」と話した。また、カラーリングは桜がモチーフになっており、「日本全体に、桜の花が咲くよう前を向いて進んで行きたい」と述べた。