京都の11大学による特別講座…東京で2/15-17開催

 京都市は、京都の11大学が京都ならではの「知」を深める多彩な講座を2月15日から3日間、京都造形芸術大学・東北芸術工科大学外苑キャンパスで行う。平安京や源氏物語についてなど約10講座あり、予約が必要だがすべて無料で受講できる。

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京都についてのイベントが多数行われる
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  • 講義を行う京都大学の元木泰雄教授
 京都市は、京都の11大学が京都ならではの「知」を深める多彩な講座を2月15日から3日間、京都造形芸術大学・東北芸術工科大学外苑キャンパスで行う。平安京や源氏物語についてなど約10講座あり、予約が必要だがすべて無料で受講できる。

 同講座は、京都市が取り組む「国家戦略としての京都創生」を理解、応援してもらうためのイベント「京あるきin東京2013~恋する京都ウィークス~」の1つ。京都の有する自然や都市景観、歴史財産など、風土に根ざした観光交流の拡大や文化振興など、京都が未来も京都であり続けたいという思いを発信する働きかけとして昨年に引き続き実施される。

 テーマは「京都 過去・現在・未来」。「大学のまち」、「学生のまち」と言われる京都の各大学の教授が専門を生かした講座を実施し、1講座からでも受講できる。各講座とも定員は160人で、先着順。

 京都大学人間・環境学研究科教授の元木泰雄氏は「幻の平安京」について講義。碁盤の目になった街路があった平安京がどのように変貌し、現在のように形成されたのか多くの文化遺産を通して考える。そのほか、龍谷大学文学部教授の安藤徹氏は「近代日本・京都と源氏物語」について講義する。参加申し込みはホームページから。

◆京都の大学による特別講座「京都 過去・現在・未来」
日時:2月15日(金)~17日(日)
会場:京都造形芸術大学・東北芸術工科大学外苑キャンパス(港区北青山1-7-15)
定員:各講座とも160人(先着順)
申し込み:ホームページから各講座を申し込む
受講料:無料
講座:
「幻の平安京」15日13:00~14:30、講師は京都大学人間・環境学研究科教授の元木泰雄氏
「悠久の調べ・雅楽への誘い」15日15:00~16:30、講師は京都ノートルダム女子大学生活福祉文化学部教授の鳥居本幸代氏
「京都で学んで東京で演奏活動」15日18:30~20:00、講師は京都市立芸術大学音楽部教授の増井信貴氏
「豊臣秀吉の戦争と京都の寺院」16日10:30~12:00、講師は華頂短期大学歴史文化学科教授の伊藤真昭氏
「近代京都の染織業と和服のモダンデザイン」16日12:30~14:00、講師は京都華頂大学現代家政学部教授の馬場まみ氏
「近代日本・京都と源氏物語」16日14:30~16:00、講師は龍谷大学文学部教授の安藤徹氏
「清水寺かいわいを守るみやこびとの心意気」16日16:30~18:00、講師は立命館大学理工学部教授の大窪健之氏、清水寺録事の森清顕氏
「敷居の低い京都」16日18:30~20:00、講師は京都造形芸術大学芸術学部教授の梅原賢一郎氏
「浄土の仏」17日10:30~12:00、講師は大谷大学歴史学科教授・大谷大学博物館長の齊藤望氏
「八重の桜・襄の梅」17日13:00~14:30、講師は同志社大学神学部教授の本井康博氏
「千年の都・京都が育む先端企業」17日15:00~16:30、講師は京都産業大学経済学部教授の大西辰彦氏
《田中志実》

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