教育水準ランキング、日本は世界2位…4位までアジアが独占

 ピアソンは5月8日、世界各国の教育水準を調査したレポート「ラーニングカーブ2014」を発表した。世界39か国の教育実績をもとに算出された国別のランキングでは、日本が世界第2位となった。

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 ピアソンは5月8日、世界各国の教育水準を調査したレポート「ラーニングカーブ2014」を発表した。世界39か国の教育実績をもとに国別のランキングをまとめた「認識力と学習到達度のグローバル指数調査」において、日本が世界第2位となった。

 教育水準ランキングは、PISA、TIMMS(Trends in International Mathematics and Science Study/国際数学・理科教育調査)、PIRLSの3つの世界的調査などに基づいたもの。同時に公開されているレポートでは、世界の教育実績の状況に変化をもたらしている要因や21世紀型スキルの重要性を探っている。

 「認識力と学習到達度のグローバル指数調査」ランキングでは、1位「韓国」、2位「日本」、3位「シンガポール」、4位「香港」、5位「フィンランド」、6位「英国」、7位「カナダ」、8位「オランダ」、9位「アイルランド」、10位「ポーランド」となった。日本は2012年の4位から今回2位に上昇した。韓国と日本、シンガポール、香港は、教師や学生、親が持つ教育への強い責任感の文化、および他の地域と比較して社会が教師と学校にはるかに高い価値を置いているため、全体として最高ランクの教育水準を達成しているという。

 ピアソンの最高教育顧問であるマイケル・バーバー氏は「アジア太平洋地域の国々が着実に成果を上げているのは遺伝的な優秀さだけではなく、学びへの努力を評価する文化が根底にあり、効果的な教育制度も相まって実現されているのでしょう」と述べている。
《工藤めぐみ》

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