薬の効き始めまで2週間…花粉症には早めの対策が必要

 花粉症患者たちが毎年頭を悩ませる花粉症対策。しかしながら、症状が顕在化してからでは手遅れ、という事実はあまり知られていない。

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花粉症には、「早期受診」&「後発性」
  • 花粉症には、「早期受診」&「後発性」
 花粉症患者たちが毎年頭を悩ませる花粉症対策。しかしながら、症状が顕在化してからでは手遅れ、という事実はあまり知られていない。

 毎年、花粉症シーズンが山場を迎えると、医療機関に患者たちが殺到するが、花粉症の薬が効き始めるまでには、通常、服用から2週間程度必要となる。花粉症の本格シーズンが到来してからの受診では、既に粘膜の炎症が重症化しており、薬を服用しても治療効果を実感しにくい患者が多いのが実態。

 また、日本気象協会が2012年12月5日に発表した「2013年春の花粉飛散予測」によると、寒さの厳しかった昨シーズンに比べて、今春の花粉飛散時期は1~2週間早まり、飛散数は関東・東北・北海道で3~7倍になる見込みで、今春は昨シーズン以上に、用意周到な花粉症対策が必要となりそうである。

 そこで、アイセイ薬局では1月4日より、アイセイ薬局グループ215店舗の薬剤師を総動員し、治療効果を最大限にする対策を患者たちへ伝授するキャンペーンをスタートした。毎年花粉症に悩まされている患者たちに、今年こそは効果的な対策を実践していただきたいという思いのもと、店頭にて次の3つの花粉症対策を伝えている。

 はじめに「早期受診と早期服用」。服用薬が効き始めるタイミングを見越して早めに受診することで、シーズン中の症状は大きく軽減される。同社の薬剤師は、シーズンが本格化する時期(例年2~4月)に先駆けて、所有する既往歴をもとに患者へ声掛けをして、早期受診による治療効果の最大化を促している。また、シーズンの山場での初診を避けて治療を開始できるため、医療機関で長時間待たされるというストレスからも解放される。

 次に、「ジェネリック医薬品の活用」。早めに治療薬を服用し始めると、約3ヶ月、長ければ5ヶ月という長期服用による経済的負担が気になるところ。そこで、患者にジェネリック医薬品の選択を推奨し、経済的な負担をおさえられるように努めている。

 最後は「眠気対策」。車の運転や機械操作をする方には眠気を催す治療薬は危険だが、最近では眠気の出にくい治療薬や、そのジェネリック医薬品もあある。そのため、患者たちそれぞれの生活に合わせて適切な治療薬を提供できるよう、処方元の医療機関との連携や対応なども積極的に行っていく。

花粉症は、かゆくなる前の対策を!薬のプロが伝授する花粉症対策

《浦和 武蔵》

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