ユニクロ、学校で衣料回収活動を実施…難民キャンプに服を

 ユニクロ、ジーユーなどを展開するファーストリテイリングは、教育機関と連携し、着なくなった服を回収し、服を必要としている人々に届ける活動「届けよう、服のチカラ プロジェクト」を開始した。初年度は100校での活動を予定している

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ユニクロ 「届けよう、服のチカラ プロジェクト」
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 ユニクロ、ジーユーなどを展開するファーストリテイリングは、教育機関と連携し、着なくなった服を回収し、服を必要としている人々に届ける活動「届けよう、服のチカラ プロジェクト」を開始した。初年度は100校での活動を予定している。

 同社は2011年2月にUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)とグローバルパートナーシップを結び、世界の難民問題に取り組んできた。2006年より実施してきた、着なくなった子ども服を回収して、難民キャンプを中心に世界中で服を必要としている人々に届けるという「全商品リサイクル活動」では、これまで約1,900万枚を回収し、約649万枚を25カ国に寄贈してきたという。回収した服の約75%はリユースできる使用状態のいいもの。また昨年はUNHCRからの要請で「300万着足りません」キャンペーンを実施。10月までに目標の枚数を集め、ルワンダ・ヨルダン・イラクなど世界各地の難民・避難民に順次届けているという。

 同社では本活動をより多くの人に参加してほしいという思いから、2009年から日本国内の教育機関と連携し、学校での衣料回収活動を実施。2012年までに累計51校で、約8万枚が集ったという。今年はさらにより多くの教育機関との連携を目指すため、「届けよう、服のチカラ プロジェクト」を開始。ユニクロの社員が講師となって出張授業を実施し、子どもたちが告知・回収を行うという。授業・生徒会活動・委員会活動・部活動の一環として服を回収し、最終的にユニクロから、難民キャンプなどへ服を届けた際のレポートを各学校に届けるという。本プロジェクトを通じ、子どもたち自身が服のもつチカラを知り、社会課題への理解を深める機会につなげるとともに、ユニクロの従業員が地域コミュニティの一員として学校で出張授業を実施ことにより、地域に根ざしたブランドになることを目指すというねらい。

 また、一般からの参加は、常時ユニクロ・ジーユーの各店舗にて受け付けているという。

◆全商品リサイクル活動「届けよう、服のチカラプロジェクト」
募集期間:〜4月28日(日)
対象:日本国内の小学校・中学校・高等学校(中高一貫校など含む)
募集学校数:100校(予定)
実施時期:6月〜2014年3月まで
参加申込:メールまたはFAXにて
《水野こずえ》

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