環境省は1月25日、2013年春のスギ・ヒノキ花粉飛散予測について第2報を公表した。前年春と比較すると、一部の地域を除き全国的に多くなると予測。関東では、3月上旬から中旬にピークを迎えるという。 例年と比較すると、北海道及び中国地方の一部を除き、全国的に例年並みか例年よりも多くなるとの予測。とりわけ、一部を除く関東地方や北陸地方の一部ではかなり多く飛散するという。また、中国地方の一部、四国、九州地方でも、多くの県で花粉症に十分な注意が必要な量が飛散するとの予測だ。 飛散開始は、関東地方以西で例年より3日前後遅く、2012年春よりやや早くなる可能性が高いと見込まれている。東北地方はほぼ例年並みになるという。 飛散ピーク時期は、九州地方、中国地方、四国地方、東海地方、関東地方南部等で3月上旬から中旬、関東地方北部等で3月中旬、近畿地方、北陸地方等では3月下旬から4月上旬、東北地方では4月上旬から中旬にピークになる見込み。このピークの前後10日から20日の間も花粉量がかなり多いので注意が必要だ。また、全国的にピーク期間が長く、最も花粉飛散量が多くなる期間も前シーズンに比べ早まると予測されている。 同省では、花粉症の基本的な予防対策として、以下のものを挙げている。・マスク、メガネを着用する。特にマスク内側に当てガーゼを付け、鼻口部分に枕ガーゼを当てると効果が高い。・換気時にはレースのカーテン等で遮るとともに、開窓を10cm程度にとどめる。・掃除はこまめに行い、掃除機の使用だけでなく、濡れ雑巾やモップによる清掃を行う。・洗濯物は屋内に干す。・衣類の素材は羊毛や毛織物は避け、ポリエステルや綿製品で起毛のないものを着用する。 上記については、環境省花粉情報サイトに掲載の「花粉症環境保健マニュアル2009 -2009年2月改定版-」で、より詳しい内容が参照できる。