杉並区立和田中「ICT活用による学力向上」をテーマとした研究発表会2/15

 杉並区立和田中学校は2月15日、教育関係者を対象としたICT研究発表会を実施する。ジャーナリストの田原総一朗氏、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授らが出席する。

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 杉並区立和田中学校は2月15日、教育関係者を対象としたICT研究発表会を実施する。

 和田中学校は2003年、都内公立中学校で初の民間人校長を登用。従来の公立中学の枠を超えた学校改革で学力向上を目指すなど、全国的な注目を集めてきた。

 また同校は、杉並区教育委員会教育課題研究指定校として、「ICTを活用した世界標準の学力を目指して〜基礎基本の定着から協働的問題解決能力の育成まで〜」をテーマに、研究を進めてきた。今回、その一端を広く教育関係者に向けて発表するという。

 当日は公開授業「よのなか科NEXT(総合的な学習の時間)」を実施。ゲスト講師にジャーナリストの田原総一朗氏、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授を招き、3年生150名が2年間体験してきたデジタル教育の実感を踏まえ、専門家の意見を参考にしながら、デジタル教育の成果と課題、日本の教育の未来を考える。

 また、脳科学の研究を基に作成した同校独自のモジュール学習プログラム「B・T(ブレイン・トレーニング)」を公開。授業ではタブレット端末を使い、毎日のトレーニングの様子を紹介する。

 さらに研究発表「ICT活用と世界標準の学力」では、ICT機器を活用して育む意見を構築する力や、それを基にした協働的な問題解決能力を軸とする、和田中の考える世界標準の学力について紹介。現在の学習指導要領が求める思考力・判断力・表現力や問題解決能力、言語活動等との異同を踏まえながら、研究発表を行う。
《水野こずえ》

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