北海道大学総合博物館で、3月16と17日の2日間、「博物館まつり2013」を開催する。1年間の活動を振り返る報告会、バックヤードツアー、通常展示していない貴重な標本の特別展示など、会期中さまざまなイベントを行う。 1999年春に開館した北海道大学総合博物館は、130年以上前の札幌農学校時代からの北海道大学の多様な研究の伝統を今に伝えるとともに、最先端の研究をさまざまな実物資料や映像で展示・紹介している。また、同大学の目指す全人教育を担う「ミュージアムマイスター」の育成や、標本資料の準専門家としての「パラタクソノミスト養成講座」など、未来を見据えたユニークな教育活動を行っている。さらに、標本整理や展示解説などではボランティア活動も盛んだ。 今回行われるイベントでは、総合博物館の1年を振り返り、総合博物館や函館にある水産科学館、モデルバーンで行われている活動、各分野の研究や教育、コレクションなどについて報告する年次報告会を予定。通常の展示ルートでは見ることの出来ない博物館の裏側へ行くことができるバックヤードツアーでは、植物・考古・海藻・化石のコースを巡ることができる。 また、「打と磨」と称し、さまざまな石を打ち割り、磨く体験ができる。ぜひ石器作りにも挑戦してほしい。このほか、北大ミュージアムクラブ「Mouseion」、博物館ボランティアによる展示解説を行う展示ツアーや、立体的に見えるプラネタリウムで星の世界を体験する宇宙の4Dシアターなど盛りだくさん。この博物館で取り組みを続ける学生やボランティアの活動の場を知る機会にもなりそう。ぜひ、家族で足を運んでもらいたいイベントだ。◆「博物館まつり2013」日時:3月16日(土)・17日(日)10:00~16:00場所:北海道大学総合博物館入館料:無料【年次報告会】日時:3月16日(土)10:30~12:30会場:1F「知の交流」コーナー【バックヤードツアー】日時:3月17日(日)植物コース、考古コース(どちらか選択)10:30~海藻コース、化石コース(どちらか選択)14:00~ (所要時間約1時間)参加方法:開始時刻に1F玄関ホール内大型モニター前集合【打と磨】日時:3月17日(日)10:00~15:30会場:2F光学室【展示解説ツアー】日時:3月17日(日)11:00~/13:00~/15:00~(所要時間は約30分)参加方法:開始時刻に1F玄関ホール内大型モニター前に集合【宇宙の4Dシアター】日時:3月17日(日)13:30~/14:30~(所要時間は約30分)会場:2F 4Dシアター参加方法:12:30~ 4Dシアター前にて整理券配布(1人1枚まで。毎回27枚)