少子化の今、子育て商品・サービスが充実…クルマもママに優しく

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女性モータージャーナリストのまるも亜希子さん
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 世の中、少子化と言われるけれど、だからこそ、子育てママに優しく、育児をサポートする商品・サービスが充実してきている。セレブ感たっぷりのハイグレードベビーカー、子連れでも入りやすいカフェ、赤ちゃん連れのパパ&ママのために離乳食まで用意してくれる温泉宿などなどだ。

 そしてそんな家族のお出かけや、お稽古・塾の送迎に使い勝手のよいクルマとして「プチバン」が話題になっている。女性モータージャーナリストの、まるも亜希子さんに「プチバン」の特長を聞いた。

 開口一番、「日本は実は、世界有数のミニバン大国なんですよ」とまるもさん。

 「え?何?ミニバンって。プチバンとどう違うの?」筆者の疑問にまるもさんは、わかりやすく答えてくれた。つまり、通常“ミニバン”というと一般に、3ナンバーの3列シートの車を指すのだそう。

 「ん?3ナンバー?全然ミニじゃなくない?」「そうなんです。ミニバンは、1990年台以降、ファミリーカーとして子育て世代に圧倒的な支持を受けたのですが、欠点もありました。塾や習い事の送迎、日々のお買いものなど、家庭で日常的に車を使うのは女性。しかも、車庫入れや縦列駐車が苦手な方も多く、大きすぎるミニバンを敬遠する女性も多かったのです」という。ちなみに、米国のフルサイズバンに対して「ミニ」というのだとか。

 そこで、ミニバンに代わって、子育て世代に注目されているのが「プチバン」というわけ。「プチバンは、子育てママの使いやすさを徹底的に追及した車なんです」とのことだ。

 ミニバンには、「(1)後部座席のドアがスライド式で乗り降りがしやすい」「(2)倒したりスライドさせたり、いろいろとシートアレンジができる」「(3)家族みんなが乗れる」「(4)荷物がたっぷり積める」というメリットのある車種が多い。しかし、「大きすぎて小回りがきかない」「燃費が良くない」という点もある。

 そこで、スライド式ドア、自在なシートアレンジといった、ミニバンの良さはそのままに、コンパクトで小回りがきき、しかも室内は広く、低燃費を実現したのが「プチバン」だという。

 「それだけではありません。室内にはママに嬉しい工夫が盛りだくさんです。たとえば、コンビニで人気の紙パック飲料がぴったり収まるドリンクホルダー、子どもが車内で着替えるときにも安心なサンシェード、ティッシュボックスがスマートに収まる収納ケースや傘立てなど。また、車庫入れや縦列駐車が苦手な方のために、窓やサイドミラーが大きく、視界が広くなっています」

 なるほど…。子どもの塾や習い事の送迎でのメリットも大きそうだ。たとえば、助手席を倒せばテーブルになるというタイプのプチバンでは、車内で軽食を食べさせるにも便利。天井高は130cm前後と高く、小学校低学年くらいなら車内で着替えも楽にできる。運動塾に行くときには着替え時間の短縮になる。

 また、塾のお迎えに行ったことのある方なら経験済みだと思うが、塾前にずらりと並ぶお迎えの車、大きいと迷惑がられるし、セダンタイプの車だと、子どもが勢いよくドアをあけて、ぶつけたり通行の邪魔になったりしないかとヒヤヒヤするもの。コンパクトで、スライドドア式のプチバンなら、その点、気が楽になりそうだ。

 「子どもは自転車で塾に行って、帰りだけ車でお迎え、というケースもあると思いますが、そんなときに困るのが自転車をどうするか。プチバンはコンパクトなのに車内が広いので、自転車も楽々載せられますよ」と、まるもさん。

 雨が降ってしまい、子どもだけをピックアップして、後日、自転車を取りに戻った経験のある方も多いのではないだろうか。

 さて、ではどんなプチバンを選べばいいのだろう。「まず、登録車か軽自動車かの選択肢があります」と、まるもさん。それぞれの特徴は以下のようになる。

【登録車】
・車庫証明が必要。税金、保険料などが軽自動車より高い
・排気量が大きいため、加速がスムーズで、長距離を走る場合には楽
・乗車可能人数:5人まで

【軽自動車】
・車庫証明が不要(地域によっては届出が必要)。税金、保険料などが登録車より安い
・排気量が小さい(660cc)ため、長距離を運転する場合は負担がかかる
・乗車可能人数:4人まで

 近距離での利用が多いなら、ランニングコストの低い軽自動車、遠距離運転が多いなら登録車という使い分けができそうだが、最大の違いは、乗車人数ではないだろうか。仮に、両親と子ども1人に、祖父母が乗ることを考えると、定員4人の軽自動車には乗れない。あと1人の差は大きい。

 具体的な車種としては、登録車では、トヨタ「ポルテ」「スペイド」、ホンダ「フリードスパイク」、スズキ「ソリオ」。軽自動車では、ダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」、ホンダ「N BOX」、日産「ルークス」、マツダ「フレアワゴン」などがある。

 そのほか、選ぶポイントはというと、室内装備の充実度や、インテリア、外観のスタイリングなど、好みに応じてということになる。

 「面白いのが、車の顔つき。たとえば、ベースは同じでデザインが異なるトヨタのポルテとスペイドは、ポルテは丸みを帯びたかわいらしい印象であるのに対し、スペイドはちょっとワイルド系。意外にワイルド系のスペイドが、女性に人気なんです」という。

 その理由をまるもさんはこう分析する。「女性ドライバーって、ただでさえナメられがち。カワイイ車に乗っているとなおさら、後ろから煽られたり、幅寄せされたり、割り込まれたり。でも、ワイルドな顔立ちの車に乗っていると、案外よけてくれたりするから安心なのでは? もちろん、マナーがよくなってくれるのが理想ですけど」

 車の運転に今一つ自信がないという人は、ちょっとイカつい顔立ちの車を選ぶのもいいかもしれない。

 最後に、まるもさんは「運転しやすさ、広さ、使いやすさ、そして安全面をバランスよく備えているのがプチバンの魅力です」と、プチバンの魅力をひと言でまとめてくれた。
《石井栄子》

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