広島大学は、高校生を対象にした講座「先端医療は今―広島から世界へ2013」を5月25日、6月1日の2日間、同大学医学部で行う。専門分野の教授などが最新の医療開発について講義するため、医療分野を目指す高校生の参加を呼びかけている。受講は無料。 同大学は毎年、高校生を対象にした公開授業や公開講座を行っている。今年度は理学部による地球惑星科学概説、文学部の哲学の世界、法学部の日本国憲法など、各学部の専門科目が予定されている。 「先端医療は今―広島から世界へ2013」は昨年も行われ、心拍数の実験で盛り上がったという。今回は、医学部医学科の各研究室や広島大学病院で実施、または研究している先進医療について紹介する。 受講料は無料。同講座は教育ネットワーク中国、広島県私立中学・高等学校協会、広島県教育委員会などを通じて各高校に知らせているため、申し込みは各学校の担任の先生に申し込む。◆「先端医療は今―広島から世界へ2013」日時:5月25日(土)、6月1日(土)14:00~16:35会場:広島大学霞キャンパス(広島市南区霞1-2-3)講座内容:第1回5月25日「ビジュアル系神経科学研究からわかること」酒井規雄教授。「脳を守る医療の最先端」細見直永准教授。「脳機能を活性化するリハビリテーション」岡村仁教授。6月1日「再生医療と拒絶反応と免疫系」菅野雅元教授。「磁性化幹細胞と外磁場装置を用いた軟骨再生」亀井豪器助教。「再生医療は今どうなっていて、今後どうなるのか」東幸仁教授。対象:高校生定員:150人参加費:無料